「40過ぎたら肉より魚」とか良く言ったりする。確かに、魚はどんどん好きになっていく。だからと言って、肉を超えたかというとそんなこともない。
魚は魚で美味しいし、肉は肉で美味しいのだ。比べられないのだ。
肉を記事にすることはあまりないが、今回ばかりは記事にせずにはいられない。
伊賀牛が届いた─。
内祝いで送られてきたのだ。伊賀牛は三重県の伊賀地方で育てられた牛で、ブランド牛として特産物となっている。
どどーん、と量もさることながら、霜降りの具合から質の良さもびんびんと伝わってくる。
こんなのを食べたら、確実に幸福感に浸れる。それどころか眺めてるだけで、ヨダレが垂れ始め、舌舐めずりをするはめになるくらいの代物だ。
何でもそうだが、ホンモノはコトが始まる前からそれくらいの期待感に包まれているものなのだ。
あみ焼き用の肉だったのは、とても都合が良かった。先日、焼き鳥をするためにちょうど、あみ焼きセットを買ったのだ。焼き鳥記事はこちら↓
http://shogots1978.hatenablog.com/entry/2018/04/01/222523
このあみを使って伊賀肉を焼く。
度肝を抜かれる美味しさで、無意識に「うまい」と声に出してしまいそうな、そんな。こんなに美味しい肉を食べたのは、久しぶりだった。
アミに置かれた伊賀牛は、まるで熱を激しく欲していたかのようだ。あみの上で気持ち良さそうに熱を浴びて肉汁をたらし、僕達の食欲をそそってきた。
こんなに美味しい肉は、タレなどかけずに塩を少しふるだけで十分なのだ。シンプルに食べるのが一番うまい。
さて、次はいつ美味しいお肉にありつけるだろうか…。楽しみにしながら筆を置く。