◽︎ 西条という町
広島市内に向かう途中で、西条に立ち寄る。学生時代の6年間を過ごした町で、思い出が詰まっている。思い出は時間が経つほど美化される、と二流歌手が歌ってた記憶があるが、それでも西条は良い思い出しかない。
大学は潰れておらず、まだまだ健在と言わんばかりのたたずまい。昔は、建物内への出入りがゆるかったが、今もうガチガチになっていた。時代の流れだ。
あのスペイン広場も健在。
昔住んでいた下宿も健在だった。これには少々びっくり。玄関の扉から、思い出がどんどんどんどん溢れてくるんじゃないかと心配したが、扉はピタリと閉められたままだった。
西条には有名な賀茂鶴があり、酒蔵に行ってみたかったが、時間の関係で断念。妻や子供にとっては、酒蔵なんて免許センターでの違反者講習より不毛に思うだろうし。
◽︎ 広島風お好み焼き
昔よく行っていた八本松の駅裏にある「お好み焼き さかい」を訪れた。増設していて座席数も増え、パワーアップしていた。
パワーアップしたとは言え、店内は相変わらずのアットホーム感。あの独特のお好み焼き臭が漂う。
お好み焼きは、相変わらずサイコーにうまい!この店で、お好み焼きに餅を入れることを覚えた。
ずーっと続いているこの「お好み焼き さかい」、みんなが美味いと思い通い続けているから、潰れないのだ。
おばちゃん達も昔と変わらず、楽しそうに焼いていた。いつまでも頑張ってほしいと願うばかりだ。
お好み焼きで満腹になった我々は、広島市内に車を走らせた。