当たり前だが、ブランドになってるラーメンは、他に比べてちょっと優位に立てる。
「博多」と付けばトンコツが連想されるし、"ハズレはないだろう" という保証のようなものも自然と付いてくる。地名がブランドになっているパターンだ。
「一蘭」や「山頭火」なんかは、店名がブランドになっているパターン。こうなってしまえば、もう敵なしの域だ。その域に到達するまでに、凄まじい努力があったからこその結果だろう。
どんなに美味いラーメンを開発しても、それを広げる術はなかなか難しい。が、ブランド力があれば少しは有利になる。
その一方で、知る人ぞ知る的なラーメン屋は、ラーメン通にはたまらない存在とも言えるだろう。
これだけ沢山のお店が溢れかえっているラーメン市場だから、ラーメンをやってる方は大変だろうなと。
和歌山に行ってきた─。
せっかく和歌山に行くのだから美味しい「和歌山ラーメン」を、という話になる。これも和歌山ラーメンブランドによるものだ。和歌山ラーメンがどんなものかあまり知らないのにだ。
ネットを駆使してチョイスしたのが「ラーメン まるイ」だ。
マンションの1Fに陣取るこのお店、雰囲気がとてもよい。
多くの和歌山ラーメンから「まるイ」をチョイスした理由のひとつに、芸能人が来ていた、というのがある。
山崎まさよし、氷川きよし、槇原敬之などなど多くの芸能人が訪れていた。これは、地名パターンでも、店名パターンでもなく、有名人が来たことあるパターンである。
芸能人が来たことがあるお店だからといって、味の保証がされるわけではない。ただ、その芸能人は様々なリスクをとって、わざわざ足を運んだのだから、それなりに何らかの価値はありそうだ、と思ってしまう。
そんな「まるイ」のラーメンは…。
ネギしか見えないが、これがこの店のスタンダードなラーメンなのだ。
こっちがネギ少なめのラーメンだ。
ネギがラーメンのうまさを引き立てている。チャーシューの柔らかさも、麺のコシも、スープの濃厚さも、実は全部ネギのおかげなんじゃないかと思えてきてしまう。そんな、ネギの迫力が感じられる。
餃子もうまい。今週のご飯、というのがあるみたいで、週ごとにご飯が変わる。この日はニラご飯。
メニューがシンプルでわかりやすい。シンプルだと、一品に対しての熱量が多い気がする。
和歌山を訪れた際は、是非お試しアレ!
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