あなたは「もちむぎ麺」をご存知だろうか?
姫路市の北に福崎町という小さな町があり、もちろんそこは田舎なのだが、その町の特産品となっているようだ。
その「もちむぎ麺」ってどんなモノかと、ウィキペディアで検索してみてもクリーンヒットしないぐらいのマイナーさだ。
グーグルで「もちむぎ麺」を検索してみると「もちむぎのやかた」なるものが多数ヒットする。ひょんなことで「もちむぎのやかた」に行くことになり、そこで初めてもちむぎ麺を食べた─。
これが「もちむぎのやかた」だ。もちむぎのやかたっぽいたたずまいだ。もちむぎ麺のことを全く知らないブンザイで、そんなことを無責任に発するのは、もちむぎ麺に失礼だ。わきまえよう。
館内には、色んな種類の「もちむぎ麺」が取り揃えられてる。さすが特産品だけある。
レストランがあり、そこで食べることもできる。僕らはそのレストランで「もちむぎ麺」を堪能した。
これが「もちむぎ麺」だ。見た目は蕎麦に似ている。
見れば見るほど、蕎麦に見えてくる。蕎麦よりも蕎麦っぽいんじゃないかとさえ、思えてくる。
ただ、その麺を噛み始めると様子が少し変わってくる。うどんのようなコシが僕の口の中で弾み始める。しかも、蕎麦と思いながら口に放り込んでいるぶん、そのコシは強烈に感じる。
もちむぎは、普通の小麦に比べて灰分が多く粘度も高いそうだ。だから「もちもち」とした食感が楽しめる。そばとうどんの間くらいの感覚だ。
僕はそのモチモチ感を楽しみながら完食をした。素直に美味しいと思える。
他にも、モチモチ感を活かしたセットメニューもある。
食事を楽しみながら、田舎の長閑な風景がリラックスした雰囲気を提供してくれる。
もちむぎのやかたも、これだけだと大したインパクトもないのだが、これに「河童」が加わる。
こんな感じで、もう名物となっている。
柳田國男が福崎町の出身で、その昔に池から河童が出てきたとか何とかが、何かに書かれていて、それにまつわっているようだ。
こんなオブジェまである。こんなに河童を主張されると、気持ちが悪くなってきそうな気になるが。
最後に「もちむぎ麺」の作り方でも貼り付けておこう。
町全体で盛り上げよう感があっていいところに思う、「もちむぎのやかた」。機会があれば是非!