「孤独のグルメ」をご存知だろうか。
もともとは、原作・久住昌之による漫画である。で、僕が好んでいるのは、テレビ番組で放送されているものだ。
自営業の主人公が、自由気ままに飲食店に入り、絶品料理を堪能する、ただそれだけの話なのに、ひどく惹きつけられる。
なぜ惹かれるのだろうか。
主人公(松重豊)が美味そうに食べる、素朴な主人公の吐くセリフがオモロイ、食欲が湧いてくる、はじめての入店のドキドキ感が良い、などなど要素は多い。
入店するお店もシブいところが多いので、おっさんにはたまらないのかもしれない。
ただ、主人公は一切お酒を飲まない設定なのだ。お酒がすすむ料理が多いのに、食べることに焦点を絞っている。
オープニングでは、決まり文句がある。
時間や社会に囚われず、幸福に空腹を満たすとき、つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。
誰にも邪魔されず、気を遣わずものを食べるという孤高の行為。
この行為こそが、現代人に平等に与えられた最高の癒し、と言えるのである。
これが「孤独のグルメ」の全てを表しているんじゃなかろうか。
一応、雰囲気だけでもと、ユーチューブを貼り付けておく。
基本は30分くらいの番組で、ユーチューブで検索すると沢山ヒットする。
人気の番組だからであろうか、「孤独のグルメごっこ」をする人々も現れているという。
正直、僕も「孤独のグルメごっこ」をやってみたいと思う。はじめてのお店に期待を膨らませて入り、ただただ目の前の食事に集中して美味しいモノを食べる、みたいな。
ただ、その「孤独のグルメごっこ」は大抵はうまくいかないという。それは、お金が足りなくなってしまうからでも、太ってしまうからでもない。どうやら、はじめてのお店に飛び込んでみても、美味い店にあたることは滅多にないからということらしい。
現実は、ドラマや漫画みたいにうまくはいかないのだ。食べログなどを参考にして行った方がよっぽど良いということだ。
「孤独のグルメごっこ」はうまくいかないけど、孤独のグルメの動画は間違いなく楽しめる。
是非お試しアレ!