天王寺周辺を訪れた。
天王寺が好きなわけでもないのだが、予定がぽっかりと空いてしまい、それを埋めるのに天王寺あたりが何やかんやで最適なんじゃないか、と。
泉佐野から、岸和田より北へ行く機会がこれまであまりなかったので(天王寺は行ったことがない)、天王寺の観光は僕にとってとても新鮮であった。
そのせいで記事の内容が、的を得ない散文のようになってしまっているのは、ご容赦いただきたい。
1. 新世界
2. 天王寺動物園
3. あべのハルカスとか
1. 新世界
新今宮駅を降りてしばらく歩いていると、あの「通天閣」が見えてくる。人生初の大阪のシンボル「通天閣」とご対面となれば、大阪にいる実感がどこからともなく湧いてくる。「僕は今大阪にいるんだ!」と。
通天閣が近づいてくると、お店がとても良い雰囲気になってくる。
新世界でも「ジャンジャン横丁」と呼ばれる商店街は、昭和っぽさと大阪っぽさとで活気にあふれている。
ド派手な看板が並ぶ。
外国人が多く歩いているこの商店街、「これが日本なんだ!」と勘違いをしてくれるな、と願うばかりである。
ド派手な看板がきらびやかさを演出し、何でも揃っているかのような錯覚に陥るが、実際には「串カツ」と「たこ焼き」が8割以上を占めてる感じである。
大阪粉文化の代表格の「たこ焼き」を思わず購入─。
できたてで、歩きながら食べる「たこ焼き」はひどく美味しい。
大阪の代表的な食べ物が堪能できるこの新世界、一度じっくり来てみたいもんだ。ビールがうまくなりそうな食べ物ばかりだ。
2. 天王寺動物園
こんな道路と信号機の間近に入り口がある動物園なんて初めてだ。
料金はとても良心的である。
動物園自体が古く、1915年の開園は日本で3番目に長い歴史を持つという。良く言えば「歴史を感じる」だし、悪く言えば「古さが蔓延している」だ。
子供は、動物が見れればそれで良いのだ。
動物たちもどこかダラけた感じがするのは、気のせいか。
サバンナエリアとあべのハルカスが重なるこの撮影スポットは、自分が今どこにいるのか一瞬わからなくなってしまう。が、視線を右に移せば「通天閣」がそびえ立っていて「僕は今大阪にいるんだ!」と確認できる。
ひと通りの動物がいて、イベントも色々とやっていて、歴史的な動物園で、料金が比較的安い。近くに住んでいるなら行かない手はない。
ちなみに、大阪市立美術館が隣にある。
3. あべのハルカスほか
・てんしば
動物園を入ってきた側と反対方向から抜けると、芝生の公園がある。ここを「てんしば」と呼ぶらしい。
とても気持ちのいい場所だ。天気が良ければ良いほど。こんなところで、ビールを傾けて昼寝でもできれば言うことない。
気の利いたレストランもいくつか並んでいる。
・キャプテン翼スタジアム
それから、「キャプテン翼スタジアム」があるのもここてんしばだ。
「キャプテン翼」は紛れもなく僕らの青春だ。翼コートに、岬コートに、若林コートがあるようだ。こんなところでサッカーができれば、僕ら世代は自ずとテンションが上がる。
・あべのハルカス
あべのハルカスみたいな日本一高いビルという確固たる称号があると、そのまわりは引っ張られるように栄えていく。
昔の天王寺の雰囲気は一掃され、お洒落なスポットとしてその地位を確立していっている印象だ。
ビル内には沢山のテナントが入っている。
そのひとつ。バームクーヘンの「CLUB HARIE」でお土産購入。
高級バームクーヘンの味に衰えなしだ。
賞味期限は本日中という。余計な保存料なんかは決して入っていない。
まだまだ大阪の初心者。泉佐野周辺でとどまらずに、機会があれば北の都会へと足を運ぼう。大阪の文化なんて、まだまだわかったもんじゃない。