焼酎のご紹介。
久耀 をおすすめしたい。
正確には、貯蔵熟成久耀 である。
製造元:種子島酒造株式会社
価格:2,563円(1,800ml)
ウェブサイト:http://www.tanegasima.co.jp/
お酒の好みなんて人それぞれなので、当たり前ではあるが、僕が好む理由を書いていくことをご了承ください。
◽️何がうまい?
直感的な話ではあるが、久耀はいもいもしさが抜群だということに尽きる。
いつもは紙パックの黒霧島25度にお世話になっているのだが、その黒霧さんと比べてしまうと(黒霧さん、すまん、決して劣っているということではないので)、口の中に残る芋の風合いが濃いというか、強いのである。
濃いから良いとか、強いからスゴイとか、言いたいのではなく、その芋の風合いを僕が好きというだけのことである。
じゃあ、その芋の風合いはどうやって作られているのか?
◽️うまさはどこから?
冒頭に載せているウェブサイトなんて、誰も開いていないだろうが、ちょっと開いて頂きたい。
酒造屋さんが、商品紹介で真っ先に「芋」を紹介しているところが、他にあるだろうか。それだけ使っている「芋」に自信を持っているのだ。
他にも理由はある。
こちらはボトルの裏に貼り付けられているラベルである。
自社で芋から育てているというのだ。しかも、種子島でしか採れない「種子島紫芋」「安納芋」「白豊芋」の3種で、レア度も抜群だ。(久耀は、その中の「白豊芋」のみを使っている)
自分達でこだわって「芋」をつくっているのだから、それを食べて頂きたいから、真っ先の商品紹介となるのは、ごくごく自然な成り行きで納得できる。
美味しい焼酎をつくるために、美味しい芋を育てる。美味しい芋を育てるために、絶好の土を使い水をやる。実に理にかなった、真っ当なやり方だ。
アウトソースが盛んになってしまった現代では、なかなかマネできないやり方になってしまった。こだわる、とはこういうことを言うのだろう。
余談となるが、牛乳やヨーグルトやバターなどの乳製品で絶大な存在感を示している「よつ葉」も同じような考え方だ。北海道の酪農家とお客様と繋ぐのが役割だと言っている。生産者を(要は原料を)大切にしている。
その考え方に惹かれ、就職試験を受けるも惨敗した昔のほろ苦い思い出までよみがえってくる。
色んなことが込められているから、きっと「久耀」は美味いんだろう。
飲み方は、お湯割か水割がおすすめとなっているが、僕はロックで美味しく飲んでいる。
是非一度お試しアレ!飲めない方は誰かへの贈り物でも喜ばれるかもしれないよ!