先日、財布をプレゼントしてもらった。
今回は、その財布のお話。
abrAsus(アブラサス)薄い財布 である。
公式ウェブサイト:
フツーの黒色の革財布に見えるのだが、実はこれスゴイんです。
一体全体、何がスゴイのか??
◽️最小限の線引きがスゴイ!
財布の機能性(ここでは薄さとサイズこそが全て、ぐらいに拘りをみせている)を追求し、無駄なものを全て削ぎ落とした究極の財布、と言っても良いんじゃなかろうか。
ここに、コインも、カードも、お札も入る。
コインは15枚入る。(内訳は、500円玉1枚、100円玉4枚、50円玉1枚、10円玉4枚、5円玉1枚、1円玉4枚、の計15枚)
「結局のところ、999円入れば十分なんでしょ。あとは、うまいことやってよ」という、1つ目の最小限の線引き。
カードは6枚まで入る。よくよく考えてみると、普段から携帯しておかないといけないカードなんて、限られてくる。
「結局のところ、クレジットカード、キャッシュカード、運転免許証、健康保険証、PASMOなどの交通系ICカード、ぐらいで事足りるんでしょ」という、2つ目の最小限の線引き。
お札は薄いので、最小限への線引きは、はじめの2つに比べて随分と融通が利く。10枚くらいは楽勝だ。
ね。
で、この薄さ。
現代の生活スタイルを考慮し、それぞれのパーツの最小限を効率よく組み合わせている。洗練された、まである。
サイズはこんな感じ。薄さだけじゃなく、サイズも小さい。
◽️お洒落感がスゴイ!
機能性だけではない。質の良い牛革を使っていて、長く使えば使うほど味が出てきそうで、楽しみにしている。
発売当初は、シンプルなデザインしかなかったみたいだが、今となっては、様々なデザインがチョイスできる。
色のバリエーションは、11種類を超える。
こんなコラボもしている。
こんなことを、くどくど綴るよりも「グッドデザイン賞を受賞している」で、納得感がグッと高まり、信憑性が増す。
◽️作り手の想いがスゴイ!
作り手(デザイナーと職人)の想いが、これまたカッチョイイ。YouTubeでご覧あれ。
約5年前に発売されたモノである。廃れずに、むしろ人気が出てるように思う。
興味を持たれた方、是非お試しアレ!
ここまで計算し尽くされた完璧な財布は、もう現れないかもしれない。
それに、時代はますますキャッシュレス化が進むだろう。今でさえ、もう現金を持たない人が増えている。
だから、我々が「財布」と呼んでいるモノは、徐々にこの世から消えていくだろう。そういった意味でも、この薄い財布が最後なのかもしれない。
◽️おまけ!
この「アブラサスの薄い財布」が素晴らしく思えるのも、過去に使ってきた財布の存在があるからこそだ。それらの財布に敬意を払いながら、その欠点を挙げてみよう。
◽️ビリビリマジックテープ
小中学生のときに使っていたのがこのタイプだ。
懐かしさがこみ上がる。
ビリビリっと音を立ててマジックテープを開けるのが特徴的で、中に透明のカードケースがはさまっている。
機能性なんかより、生まれて初めて自分の財布を持てたことだけで満足だった。
◽️コインケース付き二つ折り財布
高校大学はこれ。
比較的長く使っていたのがこのタイプ。今でも一般的な財布として、その存在感は揺るがずだ。
僕は、長財布が流行り始めたときも、すられるリスクを恐れてこのタイプを使い続けた。
◽️コインケースを別に
使い続けてたコインケース付き二つ折り財布の分厚さに、嫌気がさしてくる。分厚さ解消の対策でコインケースを別で持ち始める。
ポーターのときもあれば、
イルビゾンテのときもあった。
コインケースは、比較的安く購入できるから、何かと良い。
◽️ブランドもの
一度、ルイヴィトンのシンプルなデザインの財布を持つ。
本物は良い、がやっとわかってくる。
ただ、本物でなくても不自由はしない。本物は娯楽の域だ。このルイヴィトンのあとは、ある意味娯楽で偽ブランド財布を取っ替え引っ替え使う。海外では実に安く手に入れやすいですから。
こんな財布があったからこその「薄い財布」の魅力なのかもしれない。