地域のイベントのお話─。
この古民家で、月1回イベントが行われているのをご存知でしょうか!?
その名も まちば日和 である。
簡単に言うと、毎月1回マーケットを開催し、食べ物や手作り品やワークショップなどの出店ブースを楽しめる、そんな催しごと。
もっと言うと、ブースを出す側にもまわれる。お店を出したいとか、創業したいという方を応援しながら「さの町場」を盛り上げる、そんなことを目的としているようだ。
そもそも「さの町場」とは?
泉佐野市北西部に位置する旧市街で、今でも蔵や古い町屋が残っており、そこで廻船業者を営み、江戸時代の長者番付に度々登場した「食野家」が生活していた拠点として繁栄していました。当時の自然に広がっていった町場は非常に細く曲がりくねっており、「迷宮都市」とも呼ばれます。まるで江戸時代にタイムスリップしたような情緒ある町並みは2020年6月に日本遺産にも追加登録されています。
開催日:毎月第2日曜日
開催時間:11:00-15:00
場所:大阪府泉佐野市春日町9-8 くらふとや
ウェブサイト:https://sanomachiba.com/project/machibabiyori
「まちば日和」は、屋内エリアと屋外エリアにわかれる。この日(2/13土)の布陣は、写真の通り。
ではさっそく。
◽️屋内エリア
昔ながらのガチャが気になりながら室内へ。
10のブースが室内に所狭しと店を構える。それぞれのブースで商品に込めている熱意を感じる。その中でも個人的に惹かれたブースを。
◆ヒトネ味噌
お味噌のお店。シンプルに2種類のラインナップ。「みそ」と「柚子みそ」。
上品に試飲を勧めて頂いた。飲んでみると、味噌の方もとっても上品で、こんな味噌は初めてだ!という感動が訪れる。買わない手はない。
感動が訪れたせいか、やけにパッケージがまぶしく見える。
感動の理由はこちら。
こだわりの手作り味噌だ。手作り味噌は、作った人の手の常在菌が味の決め手となるという。昔ながらの作り方が、逆に新しさをもたらし感動を呼ぶのだ。
是非この感動をお試しアレ!
◆ファミコン展
おっさんには魅力的でしかない「ファミコン」が置いてある。
昔の思い出が一瞬でよみがえり、懐かしさに浸る。
懐かしさに浸った流れで、カセットを差し込んだり、電源やリセットボタンを操作したり、コントローラを握ったり、何ならカセットを抜いてフーフーとホコリを吹いてみたり、そんなことをしたかった。
が、いい歳こいたおっさんが一生懸命ゲームをしている少年に「ちょっと、やれせてほしいんだけど…、懐かしくって」と声をかけるのもどうかと思い、側から眺めるにとどまった。
次回は、空いてたら良いのになー、なんて。
◆その他
他のブースは写真で失礼。
◽️屋外エリア
この戸から屋外エリアに踏み込む。
この日の天気はサイコーで、屋外で心地良い時間を過ごせた。
裏庭みたいなところには、簡易的なイスとテーブルが置いてある。屋外ブースで飲食物を買い、そこで食べればサイコーなひと時になる。
◆焙煎と珈琲 織の花
格好良すぎるこのセンス。
こだわりの珈琲を飲ませてくれますよ。
この珈琲に、お洒落な軽食を添えれば、洒落たブランチに。
◆惣菜パンの「iis'BREAD」
◆スコーンの「ほびっと」
ホントに美味しいですよ!
◽️懐かしさ
さいごに気になっていたガチャを敢行。
懐かしのペンタゴンだ。
最後にガチャをしたせいか、この「まちば日和」で、懐かしい感情を抱いた。
若い頃に比べ、歳をとってくると「懐かしさ」を感じるシチュエーションが増えてくる。「懐かしさ」は、忘れるくらい長い時間が経たないと得られない感情で、どちらかと言うと心地の良い気分になる。
だからこそ「懐かしさ」の提供は、多いに価値があるんじゃないかと思う。個人的には、懐かしさビジネスの鼓動を感じた、そんな「まちば日和」であった。
来月の「まちば日和」、是非ともお見逃しなく!