@izumisano

約5年の大阪は泉佐野の生活を経て、次は川崎は溝の口。美味しいものをお伝えできれば。

「久保田 雪峰」で日本酒の新しい飲み方を!さあ、日本酒を持って外に出よう!

飲んだ日本酒のことを、ああだこうだ言う記事を時々アップするこのブログ。またそのクチか、と思われても仕方がないが、今回は趣向がちぃと違う。

日本酒好きにも読んで欲しいが、どちらかと言うと、日本酒を飲まない方に読んで頂きたい。

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この「久保田 雪峰」で話をすすめる。

 

◽️久保田 雪峰 って?

「スノーピーク」と「朝日酒造」のコラボレーションで作り上げた日本酒である。

あの大人気アウトドアメーカーのスノーピークと、

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みんな大好き久保田の朝日酒造が。

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キャンプも日本酒も大好きな僕にとったら、夢のようなコラボである。

どちらも新潟県のメーカーであり、どちらも自然を相手にしている、という共通点は興味深い。実は、今回が初のコラボではなく、2017年から続いていて、毎年日本酒を出している。

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そのコラボから生まれた価値は、なんだろうか?

 

◽️日本酒の新しい飲み方

その価値は、日本酒の新しい飲み方だと思っている。大きく2つ。

①屋外で飲む新しい文化

身勝手な偏見なのかもしれないが、日本酒は屋内で、しかもドッシリと腰を据えて飲むイメージがある。間違えて、ビールみたいに屋外で気持ち良く飲もうものなら、アルコール中毒者と勘違いされても文句は言えない。

そんな昔の日本酒の偏ったイメージを払拭するかのように、外で飲む爽やかな飲み方を「久保田 雪峰」は提案している。

f:id:shogot1978:20210420220144p:imageまるで違和感がない。アル中なんて印象は微塵もない。

f:id:shogot1978:20210420220230j:imageパズルのピースがピタっとハマっているみたいに、むしろしっくり。

②瓶の進化

そんな印象は、もちろん瓶の形状によるところも大きい。

日本酒は「一升瓶(1,800ml)」や「四合瓶(720ml)」と呼び、その呼び方にも古さがまとわりつく。その上、瓶に巻かれたラベルも見方によっては、飲んだくれの印象がつきまとう。

そんな印象を一掃したのがこの瓶だ。

f:id:shogot1978:20210420221055j:image箱も丸く、
f:id:shogot1978:20210420221051j:imageまるで卒業証書の筒のような中から、
f:id:shogot1978:20210420221103j:imageこの洗練された瓶である。もちろんラベルは巻かれていない。
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スタイリッシュな上に、容量も500mlとなっている。良い意味で、日本酒って感じがしない。もちろんあのスノーピークの設計だ。

スノーピークのセンスと実績を持ってすれば、若者や女性の共感は織り込み済みとなり、新たな需要が見込める。改めて、とんでもないコラボだと感心してしまう。

 

◽️飽くまで、コラボはきっかけ。

日本酒の新しい飲み方で、新しい楽しみを満喫できるだろう。きっと、普段の日本酒とは一味も二味も違ってくるはずだ。

このコラボをきっかけに、どれだけ日本酒に興味を持つ人が増えるだろうか。

米の種類から、精米の度合い、お酒の中では珍しい糖化の発酵と並行複発酵、濾過や火入れの有無、燗か冷の選択に、グラスのチョイス、他にもまだまだある。この過程の多さは、魅力的に映るに違いない。まさに芸術品の域だから。

そんな日本酒の醍醐味を知れば、きっとコアなファンも増えてくるに違いない。僕には、そこまで考えているコラボなんだと、思えてならない。

そんなことを考えながら飲んでいると、酔っ払っている暇なんてまるでない。さあ、もう一杯飲もうではあるまいか。

 

 

何だかお酒を飲むための言い訳みたいになりそうだから、このへんにしておくとする。

是非一度お試しアレ!