@izumisano

約5年の大阪は泉佐野の生活を経て、次は川崎は溝の口。美味しいものをお伝えできれば。

「モクズガニ」のコスパが素晴らしい!調理から食べ方まで、堪能しつくしてみたよ!

僕の大好きな「産直市場よってって」でカニを購入して、存分に堪能したお話。

f:id:shogot1978:20210504142747j:image今回は、この モクズガニ で話をすすめる。

あまり聞き慣れない「モクズガニ」の概要を下に引用しておく。

モクズガニ(藻屑蟹)Eriocheir japonica (De Haan, 1835)[1]は、エビ目(十脚目)・カニ下目・イワガニ科に分類されるカニの一種。食用として有名な「上海蟹」(チュウゴクモクズガニ)の同属異種である。日本各地で食用にされている内水面漁業の重要漁獲種である。

 

たまたま店内で目にした「モクズガニ」だったのだが、5匹で300円は随分とお買い得だなと思い、即購入─。まだ元気に生きていたので、鮮度も抜群だ。

f:id:shogot1978:20210504143006j:image思わぬ素敵な出会いに、きっと僕は気分を良くしていたのだろう。カニを恐怖と捉えている2歳の娘のカニを怖がりビビる姿がかわいくて、執拗にモクズガニを近づけてちょっかいを浴びせて楽しんでいた。そしたら、うしろから嫁の怒りが降ってきた。

そんな些細な幸せをも、モクズガニは運んできてくれるのだ。

愛着が湧きつつあるモクズガニを調理するのは少し気が引けたが、美味しく食べてあげた方が彼らのためだ、と訳のわからぬ理論を振りかざして調理をスタートさせた。

調理は簡単な「塩茹で」をチョイス。海水の濃度の塩水に、彼らを放り込み火を掛けるだけ。

f:id:shogot1978:20210504143529j:imageと、タカをくくっていたら、あら大変。水温の上昇に異変を感じた彼らが、フライパンからいっせいに逃げ始めたではありませんか。あたふたしている僕に、2歳の娘はからかいを含んだ爆笑を浴びせてきた。やれやれ…。

気を取り直し、逃げないように重たい蓋をして、何とか茹であげた。
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f:id:shogot1978:20210504143536j:imageカニが真っ赤に変わっていく様は、見ていて楽しいし、何より食欲がわいてくる。

https://tsurinews.jp/143225/ ←赤くなる理由はこちら。なかなか興味深いので参照あれ。


f:id:shogot1978:20210504143525j:image完成!(河ガニは寄生虫がいることがあるので、よく茹でること)

準備はできた。さっそくモクズガニを楽しむことに。

 

◽️蟹味噌と脚と。

この「モクズガニ」に、タラバガニやズワイガニや毛蟹のような派手さや迫力は全くない。それどころか、食べるところがあるのだろうか、と心配になるぐらいに小さい。

が、心配はいらない。彼らも立派なカニ下目に属しているし、何しろあの上海蟹と同属なので期待をしても良さそうだ。

期待を胸に、甲羅を開ける瞬間がたまらない、おみくじを引くように甲羅を開くと…

f:id:shogot1978:20210505085304j:image量こそ乏しいが、味はそれなりにしっかりしていて(これまで、彼らなりにこの脳味噌を使って色々と考えることがあったのだろう)、食べ応えがある。脚も量こそないが、味はしっかりとしている(きっと横歩きに必要な筋肉なのだろう)。

バリバリ食うぶんには量的に少ないが、お酒を飲みながらのアテとしては、ちょうど良い量だ。

 

◽️日本酒と。

身を平らげたあとには、日本酒とのコラボである。日本酒とカニの相性はどうしてこんなに良いのだろうか。

f:id:shogot1978:20210505085928j:image甲羅に日本酒を流し込み、箸でかき混ぜてから、一気に飲み干す。もう言葉では形容しきれない美味しさに、昇天しそうな気分となる。

 

◽️味噌汁で。

まだまだカニとの格闘は終わらない。食い荒らした残骸を集めて鍋に放り込んでおく。

f:id:shogot1978:20210505090058j:image翌朝にこの残骸から出汁をとり、味噌を入れ、カニの味噌汁とする。

f:id:shogot1978:20210505094108j:imageこちらも超が付くほどの逸品。朝からこんなアツアツをすすろうものなら、希望に満ち溢れた気分で1日のスタートが切れる。

 

 

いかがでしょうか。これだけ楽しめて300円、いかにもサイコーなコスパではあるまいか。買わない手はない。

「モクズガニ」おすすめです!是非一度お試しアレ!