台湾料理が美味かったお話。
今回はここ 澳門食堂 Makao Shokudo のご紹介。りんくうの海の近くにお店を構えるこのお店。めちゃくちゃ美味いので覚悟のほどを。
営業時間:ランチ11:00-15:00 ディナー17:00-21:00 ※コロナ禍では要確認
営業日:定休日は水曜日
場所:大阪府泉佐野市りんくう往来北6−9
電話:072-447-7860
ウェブサイト:https://kdms300.gorp.jp/
◽️ランチを食べたよ
ランチで訪れた。「ランチはお得」はもう万国共通語なのかもしれない。
◆日替わりセットこの日の日替わりは、麻婆茄子、冷やしそうめん、大根サラダ、ご飯・漬物・スープだ。無類の麻婆好きの僕は、思わずガッツポーズをして雄叫びを上げそうになった。この麻婆茄子だ。食べている者を黙らすほどに虜となる魅惑の麻婆─、と僕は呼ぶようにした。これを食べれただけでも、この店に来た価値はあると思える。どこまでも本場に近い香りのする逸品だ。さっぱりの冷やしそうめんは、麻婆茄子を引き立て、大根サラダは辛くなったときの口直し的な位置付けか。
スープは濃厚な中華風味で、白米をモリモリ食べれる気分になる。
これでなんと ¥880 なり。ランチの威力を見せつけられた。
◆台湾セットお次はこちら。本格的なルーロー飯が嬉しい。台北のローカルな雰囲気が漂ってくるから不思議なものだ。
ルーロー飯は「魯肉飯」と書き、現地では屋台などで食べられ台北のソールフードみたいな位置付けだ。白米に豚肉そぼろがのっかり、甘辛い煮汁が白米に染み渡る、そんな料理だ。
僕は台湾でルーロー飯を食べたことがあるので、その魅力は知っているつもりだ。現地の屋台で食べるルーロー飯は、ローカル独特の臭み(それがまた良いのだが)がある。が、この「澳門食堂」のルーロー飯は、あの臭みが全くなく、代わりに上品さをふりかけているんじゃないかと思うくらいに、ローカルフードから高級飯に成り上がってる印象を抱く。そんなルーロー飯のわきを、このパイコーが固めるという鉄壁な布陣だ。これで ¥1,200 なら大満足だ。
◆小籠包調子に乗って、単品で小籠包も。こちらも本格的で固唾を飲むほど。¥480なり。
◽️この美味さはどこから?
これまでに、泉佐野で中華料理系のお店をいくつか訪れてきたが、料理人は本場の外国人パターンが圧倒的に多かった。
が、この「澳門食堂」は日本人がお店をやっている。ちょっと意外だ。意外なのは、味がどうしてあそこまで本場料理に寄せることができるのか?ということ。料理人は、まだまだ若い男性で(少なくとも若く見える)、雰囲気が良い方だったので、意外な理由をお尋ねしてみた─。
初めは台湾の台北で「チーズティー」を売っていたという。売り続けていたら、台湾料理を教えてもらえる機会(台湾人)に出会い、そこから料理が始まった。運の良いことに、その台湾人の料理の先生は日本の文化をよく知っている方で、日本人好みにアレンジした台湾料理を教わることができたとのこと。
日本人の舌をわかった上で台湾料理をアレンジできるのは、とてつもないアドバンテージだ。日本風台湾料理とでも表現すればよいのだろうか。いずれにしても、とてもとても稀有な料理になっているということは確かだ。これが「澳門食堂」の魅力の源となっていると思う。
◽️店内とかメニューとか
◆店内
店内は広々。40席もあり、大人数でもいけそうだ。テラス席もあるので、潮の香りと一緒に楽しめそうだ。
◆メニュー
ちゃんと創業時のチーズティーもあるではないか。はずせるわけないか。
本場台湾!となると好みが分かれるかもしれないが、日本風台湾料理!なので美味しく食べれること間違いなしだ。是非一度お試しアレ!