和歌山は白浜で、とっても素敵な和食屋さんに入ったお話。
今回は、御料理 竹寳のご紹介─。ちなみに「ちくほう」と読む。外観から「品」のあるお料理屋さんであることがおかわりだろう。
営業時間：昼11:30-13:00 夜17:00-21:00 ※昼は日曜日、月曜日、火曜日のみ
営業日：定休日は水曜日と木曜日
場所：和歌山県西牟婁郡白浜町３７２０−１２
電話：0739-43-2510
ウェブサイト：https://oryori-chikuhou.com/
では、さっそく。
◽️雰囲気がスゴい
外観だけで圧倒されたのに、中に入るとさらにスゴい。そのスゴさを形容する言葉がみあたらないので、のれんをくぐって着席までの様子を写真で失礼する。
このテーブルで昼食を摂る。
店内には上品さが充満している。店主は、あの「星のリゾート」で料理長を勤め上げ、2012年に帰郷して、この「竹寳」をオープンさせている。
当店では、山海の幸に恵まれた和歌山県の気候風土に適した食材・調理方法にこだわり、ご来店されたお客様に幸せを感じていただけるお料理と空間をお届けいたします。
こんなコンセプトのお店で、こんなにも素敵な店内の雰囲気を魅せられたら、お料理への期待も大きく膨らんでしまう。
◽️お料理。
ランチは「松花堂」「特別御前」「ミニ会席」の３種類となっていて、料理の内容は季節によって変わるとのこと。「これを食べて下さい、美味しいですから」のスタイルだ。
◆松花堂
こんな弁当箱はこれまでみたことがない。食べ物が入っていると言うよりは、上品な宝石が詰め込まれている宝石箱のように見えてしまうのは僕だけだろうか。
蓋を開けると、やっぱり入っていた。彩りや食材の輝きは、宝石と形容してもよい代物だ。美味しさがギュッと濃縮され、ひとつひとつがまぶしい。これで¥1,100なり。
◆特別御前
手間暇かけてとても丁寧につくられていることが、ビンビン伝わってくる。そして、それらを一皿ずつ運んでくるので、その都度都度の感激が嬉しい。メインは、
「鯛の漬け」で、そのままでもいけるし、白米に乗せたっていい。そこにとろろを流し込むことだってできるのだ。
これで¥1,650なり。
そして、こんな料理にお酒のお供が加われば鬼に金棒で、
生でキリンを、
瓶でプレモル、
そして和歌山の地酒、紀土の純米大吟醸。こんなに品のある昼食なので、僕の酔い方もきっと上品になっていたに違いない。素敵なお店の雰囲気の中、和歌山の新鮮な食材を使った絶品料理を頬張ろうものなら、そんな気持ちにもなる。
◽️お店の品格とは？
ここまでに何度か「品」という言葉を使ってきた。「竹寳」には間違いなく「品」があるのだが、お店における「品」とは一体何だろうか？
昔、誰が言っていた。
もちろん美味しい料理は条件に入りそうだし、素敵な内装や立派な置物なんかも品格を上げる要因になるかもしれない。しかし、そんなことよりも、「お店の品」を決めるのは、客層なんじゃないかと。お店側が繰り広げた世界観に、どんな客層が呼応しているのか、ということだ。
果たして僕らは「竹寳の世界観」を正しく理解して、上手に振る舞うことができたのだろうか。また行きたいお店なので、お店の品を下げないように気を付けたいものだ。
お祝い事なんかでも利用できそうな素晴らしいお店である。白浜に寄る際は、是非一度お試しアレ！素敵なお店です。
