素敵な酒屋で日本酒を買った話。
今回は、酒のあべたや のご紹介。残念ながら泉佐野ではなく、奈良県の酒屋だ。
ここ1〜2年で、すっかり日本酒の魅力にハマってしまい、なかば病的な飲み方になってはいるが、1年間で88種類を堪能する程に。そんな日本酒の沼にハマっているおっさん視点での感想を綴ってみる。
営業時間:10:00-20:00
営業日:定休日が毎週水曜日と第3木曜日
場所:奈良県磯城郡田原本町三笠43番3
電話:0744-32-4335
webサイト:https://www.abetaya.com/phone/
では、さっそく。
◽️店内が素敵な雰囲気!
酒屋とは思えないスタイリッシュな入口で、立派な酒樽がお出迎え。のれんをくぐれば、僕にとってはまさに楽園。奥に敷き詰められている冷蔵庫の中から、日本酒達が微笑みかけているように見える。その微笑みに僕も思わず笑みがこぼれる、充実のラインナップも相まって。奈良のお酒がもちろん多いが、他県の地酒も置かれている。そこには、選び抜かれた精鋭、といった雰囲気を感じる。こんなにも並ぶと、もう、嬉しい悲鳴が上がる。
日本酒だけではない。ワインコーナーに、焼酎コーナー。ビールなんかも。
店内のウッディで落ち着いた雰囲気に、全てのお酒が上質に見えてくる。
上質なのはお酒だけではない。おそらくは夫婦でお店を切り盛りしていて、その方の対応が抜群に良い。懇切丁寧にお酒選びをサポートしてくれる。
奈良県は、日本酒の発祥の地。大人気の「風の森」を筆頭に美味しいお酒があるのは羨ましい限り。
◽️購入したのは…
奈良県に行く機会はなかなかないので、ここぞとばかりに購入。
① みむろ杉「純米吟醸 山田錦」こちらが今回のお目当て品。人気が出てきている酒蔵で、限定品の製造が追いついていない、とは先ほどの店員さん。
② 篠峰「うすにごり」こちらも奈良では有名な美味しいお酒。春の限定品。調子にのって小さいサイズの定番の純米酒も。
③ 東鶴「ふゆのうたかた」店員さんのおすすめがこちらだ。佐賀のお酒。ポテンシャルの高さを感じる。
④ UNDERWATERこちらも人気の発泡酒で、風の森で使用している酵母を使っているとのことで話題に。アルコール度10%のビールだ。
以上の5点。酒屋でこんなに買ったのは初めてだ。
◽️日本酒ブームだからこそ
少し前に「獺祭」で日本酒のあり方がガラリと変わり(主に米の磨き方)、海外でも人気が出てきている。そして、若い蔵元(新政や仙禽など)の出現で日本酒の楽しみ方に幅が出てきている。※新政、仙禽、七本鎗の若手蔵元
さらには、女性蔵元も出てきているほどだ。
日本酒の原料は、米と水と米麹と酵母とシンプル極まりない。なのに、味わいは星の数ほど生まれる。そこが日本酒の面白いところだ。
そして、だからこそ酒屋の役割は大きい、と個人的には思う。どんなお酒をお客様に届けるのか?蔵元が多様化し、日本酒の楽しみ方が広がっていく中で、酒屋のスタンスも問われてくる。人気銘柄だけ置けば良いわけではないはずだ。
その点、この「酒のあべたや」は、意図のあるラインナップのように感じる。そう、また来たいと思えるのだ。
機会があれば是非一度お試しアレ!