美味しい「辛子明太子」を食べた話。
今回は、博多中洲 ふくや の「辛子明太子」のご紹介。店舗ではなく、お取り寄せ(正確にはお土産)で嗜んだ。有名な明太子屋の魅力に迫ってみる。
営業時間:平日9:00-22:00 土日祝9:30-18:00
営業日:毎日
場所:福岡県福岡市博多区中洲2丁目6−10
電話:092-261-2981
webサイト:https://www.fukuya.com/
※ 中洲本店の情報
では、さっそく。
◽️「ふくや」のスゴさとは?
アツアツご飯に乗せて食べれば、あの辛さとプチプチ感が口の中で広がる。後を引く美味さで、ご飯がすすんで仕方ない。そんな辛子明太子の発祥であり世に広めたのが、紛れもなくこの「ふくや」なのだ。
◆ 日本発祥がこの「ふくや」だ!「川原俊夫の "想い" 以前に明太子は存在しなかった」というフレーズがすべてを物語る。川原さんは幼少期を韓国で過ごし、そこで食べた「たらこのキムチ漬」の味が忘れられず、戦後に博多に戻ってきて、創意工夫を重ねて再現したのが、日本版の辛子明太子だ。
そして、昭和24年に売り出したのが、日本初の辛子明太子となっている。辛子明太子の生みの親というパイオニア感は、いくら後発が現れようとも消せない事実として、この先なにかとアドバンテージとなる。
◆博多名物になったのは「ふくや」の功績!
発祥だけでもスゴいのに、他にもある。売り出した当初、卸売は一切せず、卸を依頼してきた業者には作り方を教えていったという。せっかくのヒット商品のレシピを教えるなんて、と普通なら思ってしまう。が、そこには卸売によって品質を落としたくない想いがあったそうだ。
そんな行ないが、自然と福岡に辛子明太子を売るお店の増加に繋がり、誰もが認知する博多名物へと昇華していったのだ。
これが、ふくやのスゴさである。
◽️「ふくや」の先見の明とは?
こちらがお土産で嗜んだ「家庭用明太子レギュラー」だ。ふくやの特徴として、かたちが崩れたものも安くして売っている、いわゆる「切れ子」だ。味は変わらないので、消費者にも嬉しい。いざ実食。「ふくや」の歴史を踏まえると、何だか特別な明太子に見えてならない。
が、そんな特別感とは裏腹に、期待どおりの味を食べれる安定感や安心感があり、それは何モノにも変え難く、ある意味贅沢と言える。アツアツのご飯のせが、しっくりくる。絶品そのもの。そんなところが、日本で定着した最大の要因なのかもしれない。
そして、昭和24年から売り始めた明太子は、ご存知のように日本の食文化に浸透していき、なくてはならない存在となった。他の食材との相性が抜群なのだ。川原さんはそんなことも予期していたのかもしれない。ネット上には、明太子を使ったレシピがあふれかえる。
今回の明太子を使って、じゃがいも明太子マヨネーズを、妻はささっとこしらえてくれた。そんな簡便さもある。
白米に乗せれば主役を張れるし、料理のエッセンスとして脇役にもなれるわけだ。
いかがでしょうか。他にもたくさんの商品を取り揃えています!福岡を訪れた際には是非、訪れずとも通販でも購入可能なので、機会があれば一度お試しアレ!