香川で讃岐うどんを食べた話。
今年の夏は、香川県へ「讃岐うどん」を食べに。「讃岐うどん巡り」という言葉があるほどに、讃岐地域には美味しいうどん屋が散りばめられている。
僕は、讃岐うどん通でもなければ、ましてや香川の出身でもない。「讃岐うどん巡り」の初心者が、常識の範囲内(無理をしない程度に)で、1日半の滞在中に巡ってみた。それが何かのお役に立てれば、と記してみる。
では、さっそく。
◽️お店選びは運まかせ?!
「香川で讃岐うどんを食べよう!」と意気込んでみても、うどん屋は900店舗ほどあるので、行きたい店はある程度しぼりたい。
とは言っても、食べたことがないのでしぼるのも難しい。なので、香川観光の目的地付近で検索をし、良さげなお店を訪れることにした。訪れてみた結果、①昔ながらのお店、②レストラン的なお店、③超人気のお店、の3タイプにわかれた。
では、それぞれをみていこう。
◽️うどん屋3店舗を訪問!
① 昔ながらのお店初めに訪れたのが「セルフ うどん 喰うかい」だ。早朝6:30からやっているので、四国水族館を訪れる前に立ち寄った。店内の古さに、娘は顔をしかめていたが、僕は居心地が良かった。かけ小 ¥250 なり。シンプルだからこそ、うどん自体の美味さが際立つ。メニューはこちら。他にも「揚げ物」や「おでん」がある。ビールもあるので朝から飲める。店内はこじんまりで、テーブル席とカウンター席。こだわりの親父的なマスターがひとりで切り盛りしている。昔ながらの雰囲気で、懐かしさをも感じるお店だ。
特徴》
◆ 朝早く6:30からやっている
◆ 古き良き時代を感じれる
◆ 良心的な値段設定
② レストラン的なお店早朝に続き、昼食もうどんを狙う。行く店行く店が大行列、待たずして食べれるお店を探し、辿り着いたのがこちら。「セルフ うどん 讃州製麺」だ。こちらが名物の、甘玉うどん小 ¥320 なり。特製醤油をかけ混ぜ込む。こんな食べ方もあったかと感心レベル。他のメニューはこちら。ボリューミーな肉うどんは安定の美味さだ。
揚げ物コーナーも充実。広々としたレストランのような店内なので、大人数を受け入れられる。
特徴》
◆ 座席数が多いので行列知らず?!
◆ 小、大、特大のサイズあり。大でもかなりの量で、ボリューム感がウリ!
◆ メニューが豊富
③ 超人気のお店翌日の朝食がこちら。「手打十代 うどんバカ一代」ふざけた名前だが、味は一級品だ。ここの名物が、釜バター中 ¥610 なり。バターと生卵とブラックペパーで、カルボナーラのような味わいとなり、食べ応えも抜群だ。もちろん、一級品のうどん麺だからこそなせる技でもある。他にも魅力的なメニューが並ぶ。サイドメニューもハイクオリティ。「かけ 冷」は氷まで入っていて、麺を引き締めコシの強さを存分に楽しめる。「肉 温」はたっぷりの肉量で安定の美味しさだ。そこにアレンジを加えた「肉ぶっかけ レモン・オロシ付」は、さっぱり感が付加され、夏にもってこいだ。壁一面に敷き詰められた芸能人のサインが、有名店の証のように見えてくる。そして、これだけ美味いと食べるのにも苦労する。朝7:00でこの行列。少なくとも1時間の待ちは計算しておきたい。
特徴》
◆ 大人気で、行列へならぶ覚悟が必要
◆ 名物は絶品で、うどんのクオリティも高い
◆ お土産も買える(ならばずに)
◽️まとめてみると
1日半の滞在で3食のうどんを、それぞれタイプの違うお店で楽しめた。どこも格別な美味さで、讃岐うどんを満喫できた。中でもお気に入りだったのが「セルフ うどん 喰うかい」だ。昔ながらの雰囲気がたまらない。
昔は「喰うかい」のようなうどん屋が多かったという。おやつ感覚の値段で気軽に入れるような。
時代は流れ、うどんの価格や、入店までの待ち時間、うどんのアレンジなど、讃岐うどんのイメージが昔と比べて変わってきている。それはそれで、仕方のないことなのだが、僕はどうしても古き良き時代のうどん屋に魅力を感じてしまう。今は、逆に古いことが価値になっているんじゃないかと。
讃岐うどんの楽しみ方は千差万別。この3店舗が何かのきっかけとなれば…。機会があれば是非一度お試しアレ!