素敵なフレンチを食べた話。
今回は、Bistro Time out のご紹介。泉佐野駅から徒歩10分と少し離れたところに、小洒落た外観でたたずんでいる。昨年11月にオープンしたばかりの新しいお店だ。この日はランチで訪問。料理とデザートが素晴らし過ぎたので、その感動にフォーカスしてみる。
営業時間:昼11:30-15:00 夜18:00-21:00(※夜は金土のみ)
営業日:定休日は、火曜日、第一日曜、第三日曜。
場所:大阪府泉佐野市高松南2-4-45 103
電話:072-493-4228
webサイト:なし
平日の真っ昼間ではあるが、このプレモルで準備は完璧に整った──。では、さっそく。
◽️料理が感動レベル!
ランチメニューは、こちらの3コース。今回は、AコースとBコースを注文。この日のランチ内容はこちら。美味しそうな料理ばかりで楽しみになる。
◆ Aコース ¥2,200〈シェフ気まぐれサラダ〉初手は、フレンチらしい華やかで彩り豊かなサラダがお出迎え。
〈本日のスープ〉この日はミネストローネで、トマトの甘さを感じながら、ゴロゴロと具だくさんなスープが嬉しい。
〈パン〉スープに魚料理に、その役割は無限大。
〈メインディッシュ〉チョイスしたのは今月の魚料理「イトヨリのポワレ」だ。しっかりと主役を張れる上品なイトヨリだ。見た目以上に、味わいは舌が吃驚してしまう程の逸品だ。あぁ、素晴らしい。
デザートは後ほど紹介するが、この上質な内容で、¥2,200は実にリーズナブルだ。
◆ Bコース ¥3,300 Aコースに比べて、グッと充実度が上がる。個人的にはBコースを勧めたい。
〈前菜 5種〉ビールもすすむし、何だか食べるのが惜しいくらいに上品だ。こんな素敵な前菜を出されたら、このあとの料理に期待が膨らむ。まるで人気小説の序章のような。※サラダ、パン、スープは、Aコースと同様なので写真で割愛。
〈サラダ〉〈パン〉〈スープ〉〈パスタ〉この日のパスタは「海老と菜の花のトマトクリームパスタ」。
濃厚で食べ応え抜群だ。ぷりぷりの海老が存在感を放つ。菜の花のインパクトがセンスを感じる。
〈メインディッシュ〉
メインはこの中から選べる。迷ってしまうが「国産牛フィレ肉のグリル赤ワインソース」をチョイス。いやー、絶景である。
柔らかくて絶品な味わいなのは勿論だが、この芸術作品のような絶景料理を崩して頬張る行為には、フレンチならではの背徳的な贅沢さが含まれる。もう、贅の極みである。
◽️デザートも唸る美味さ!
料理だけでなく、デザートにも力を入れている点は、忘れずに特筆しておきたい。
◆ Bコースのデザート
〈デザート〉自家製ケーキと自家製アイスクリーム「セロリ」と豪華な演出。小洒落た盛り付けもさることながら、繊細で上品な味わいが腕前の高さを感じさせる。この濃厚なチョコレートケーキと、このサッパリ極まりない(セロリのアイスなんて初めてだ)アイスクリーム、それぞれ単独で食べても絶品なのだが、交互に食べることで、相乗効果的な、あるいは化学反応的なことが起こり、2つで1つの作品といった感じの衝撃的なデザートとなっている。
〈小菓子〉さらにこんなシェフ自家製の団子とラスクまである。
◆ Aコースのデザートこちらもあなどることなかれ。イチゴのさっぱりアイスクリームで、シメにピッタリだ。
料理もデザートも絶品なので、「フレンチ」と「喫茶店」の二刀流としても十分にやっていけるだけのクオリティがある。
◽️その他!
◆ なぜ泉佐野にオープン?
2022年11月にオープンしたこのお店、シェフはこれまで大阪市内のホテルでフレンチを振る舞ってきたという。なるほど、あの技術やセンスはそこで培われたのだ。地元に戻って地域に恩返しを、という素敵な成り行きで、満を持して泉佐野に出店。その恩恵に授かれる我々はとても幸せだ。
◆ まだ営業時間は限定的?!
そんな恩恵も、今はまだランチがメイン。ディナーは金土のみで予約が必要だ。もう少し地域に浸透してから、ディナーの通常営業は始めるとのこと。ディナーもきっと素敵な料理が食べれるだろうから、この美味しさが地域に広がって欲しいと切に願う。
◆ 店内も素敵だ!明るい店内は、テーブル席が5席ほどと、カウンター席がある。決して広くはないが、落ち着いた雰囲気で食事ができる。
いかがでしょうか。おそらくこの辺りでは、敵なしのフレンチとなりそうだ。人気で予約がとれなくなる前に、機会があれば、是非一度お試しアレ!