美味しい焼き鳥を食べた話。
今回は、焼き鳥お持ち帰りとりの助のご紹介。府中街道沿いに、謙虚な佇まいでお店を構える。シンプルな看板が逆に目立つ格好となり、通りすがりの人々の目を引く。僕も例外なく惹かれ続けた人間で、ずっと気になっていた。たまたま立ち寄る機会に恵まれ、遂に念願かなったりだ。
営業時間:火〜金 16:30-20:00 土日16:00-20:00
営業日:定休日が、毎週月曜日と第1火曜日
場所:神奈川県川崎市高津区北見方2丁目7−5
電話:044-299-9859
webサイト:なし
では、さっそく。
◽️雰囲気がすでに美味い!
夕刻16:00頃に訪問。人の良さそうなおっちゃんが、1人で切り盛りする。メニュー表には、美味しそうな焼き鳥がズラリと並ぶ。どれにしようか迷うほどに。ウインドウの中では、焼かれるのを待っている生肉達が、お行儀よく並ぶ。いかにも美味しそうで、迷いに拍車がかかる。熟考の末に決断を下し注文。すると、すぐさま焼鳥台にて丁寧に焼き始めてくれる。美味しそうな香りが次第に漂ってきて、焼き上がる時間もそれなりに楽しめる。こんな持ち帰りのスタイルは、どこか懐かしさをはらみ、ホッコリした気分になる。
◽️いざ実食!
焼きたてをすぐにでも食べたかったのだが、そんなことをしたら、家族に何を言われるかわからない。多少冷めてしまうのは(レンチンかトースターで温め直しても美味い)、仕方ないが、美味しさが大きく損なわれることはない。シブさを放つ紙袋(サスティナ目的というより、昔ながらの雰囲気のためと言った方がしっくりくる、そんな紙袋)の包装を開けると、焼き鳥達が顔をのぞかせ、家族の歓喜があがる。さあ、家族ジャンケンだ。勝った者から好きな焼き鳥を食べていく─。
◆ とりもも ¥150人気の定番「とりもも」はジューシーで柔らかく、安定の逸品だ。
◆ 砂肝 ¥140コリコリ感がたまらない。歯応えを楽しみながら、ビールがすすむ。
◆ 手羽先 ¥150この手羽先、何と骨がないんです。串に刺される前に、綺麗に取り除かれている。「お子様に食べやすいように」とのお店の配慮。名物になり得るポテンシャルを感じる。
◆ 豚バラ¥160 ぼんじり¥160こちらも抜群の焼き加減で、欠かせない逸品。
どれもやや小ぶりなのだが、お肉の旨味をしっかりと感じられ、良質なお肉のように感じる。
◽️その他!焼き鳥をこしらえるだけなのだが、お店の中は意外と広々している。あらためて冷静に考えてみると、焼き鳥をお持ち帰りできるお店は、最近ではなかなかお目にかかれない。
僕が小学生の頃、近くの商店街にはその場で焼いてくれ、持ち帰れる焼き鳥があった。母親はよく、買い物前に注文を入れておき、商店街での買い物を終えたあとの帰り道に、焼き鳥を受け取って帰っていた記憶がよみがえる─。あぁ懐かしき昭和─。
だからだろうか、昭和を彷彿とさせる懐かしさが、お店の雰囲気に紛れ込んでいるように感じる。それは、もはや今の時代では、立派な価値なのかもしれない。
いかがでしょうか。美味しい焼き鳥が自宅で食べられますよ!機会があれば、是非一度お試しアレ!