美味しいラーメンを食べた話。
今回は、横濱家系ラーメン宮前商店のご紹介。あの「町田商店」の直営店だ。お昼どき、行列ができるほどの繁盛で、僕もつられて列に並ぶ。たまに、無性にパンチの効いた濃厚ラーメンを食べたくなるのは、もはや自然の摂理なのかもしれない。
営業時間:11:00-0:00
営業日:毎日
場所:川崎市宮前区馬絹4丁目7−13
電話:044-948-4002
webサイト:https://www.machidashoten.com/
では、さっそく。
◽️家系の濃厚豚骨醤油が美味い!
横濱家系ラーメンなので、味の想像は難くない。が、実際に食べてみると、その想像を超える美味しさに舌鼓を打つ。やっぱ美味いのだ。
◆ 特製チャーハンセット ¥1,200お腹と背中がくっつきそうだったので、チャーハンをつける。さらに調子に乗って、麺大盛り(アプリの提示で、無料だったので)まで。満腹確約セットに昇華させる。黄金に輝くスープは、横濱家系らしい背徳感をはらむ美味しさ。豚骨と鶏がらを煮込んだ出汁に特製タレを加えたスープは、ラーメン全体の存在感を増幅させる。そのスープがたっぷりと絡み付くのが、この中太麺。厳選されたオーストリアの小麦を混ぜ合わせ、町田商店の自家製麺工場でつくられる。モチモチ、ワシワシの食べ応えが堪らない。完璧なスープとラーメンに花を添えるのが、海苔にトロトロのチャーシュー、ウズラにほうれん草の名脇役達だ。彼らの存在なくして、横濱家系ラーメンは語れない。そんなラーメンを食べながら、このしっとりチャーハンをかき込めば、もう至福のひとときが訪れる。たまには、こんなカロリー贅沢をしてもバチは当たるまい。大満足の昼食だ。
◽️活気に溢れる店内が素敵!
ラーメンの美味しさもさることながら、店内の雰囲気が良い。内装的にはフツーなのだが、店員さん達の活気に溢れる姿は、見ていてとても気持ちが良い。あのラーメンの美味しさは、そんなお店の良き雰囲気の影響もあるのだろう。また来たい、そう感じさせてくれるのは、従業員全員が同じ方向を向けている証だ。素晴らしい。また、スープを飲み干す「完まく」を達成したらスタンプがもらえ、スタンプを10個集めればラーメン一杯が無料になる。そんなリピートしたくなる仕掛けもあちこちに撒かれている。
◽️圧巻のビジネスモデル!
「宮前商店」は、言わずもがな「町田商店」系のラーメン屋。町田商店の創業は、2008年に個人事業主からスタートし、2020年には東証一部上場を果たすまでに(現在は株式会社ギフトホールディングス)。そこまで急速に成功をおさめ、発展し続けているのには、やはりそれなりの理由がある。町田商店は、直営店以外にもプロデュース店を抱える。その割合は3:7とほぼプロデュース店。このビジネスモデルが発展の肝となっている。このプロデュースモデルは、一般のフランチャイズモデルと大きく性質が異なる。一般的なフランチャイズ店では、加盟金やロイヤルティなどが発生するが、プロデュース店はそれが一切ない。それどころか屋号も自由に決められる。では何で儲けているのか?それは、麺やスープなどの原材料を買ってもらうのだ(町田商店は、麺やスープやトッピングなどを製造する自社工場を持っているので、それが容易い)。素晴らしき仕組みである。
お店を持ちたいと考える人々の参入ハードルを下げ、安定の美味しさを約束されているラーメンを手間暇かけずに作れる。これなら、人も集まり急速に発展していったのは、もはや必然である。創業者のラーメンを拡げたいというアツい想いを感じずにはいられない。
いかがでしょうか。美味しいラーメンはもちろんのこと、創業者の経営センスにも脱帽する。機会があれば、是非一度お試しアレ!