美味しいラーメンを食べた話。
今回は、灼味噌らーめん 八堂八 のご紹介。駅の近くにひっそりと店を構えているのに、それを嘲笑うかのように、いつも行列ができている。お店の前を通る度に気になっていたので、休日の昼前、並ぶ覚悟で娘を連れ出しお店へ─。
営業時間:11:30-15:00
営業日:定休日は火曜日
場所:神奈川県川崎市高津区下作延2丁目9−33
電話:?
webサイト:https://www.facebook.com/doyasyoten718yadoya/
では、さっそく。
◻️過去イチの味噌ラーメンまである、ぐらいの絶品!
◆ 灼味噌らーめん ¥1,200品格のオーラを漂わせての登場で、思わず見惚れてしまう。そして、スープを一口すすると、これまで味わったことのない新感覚の味噌に圧倒されることに。
そう、この黄金色に輝く味噌のスープが「八堂八」の心臓部なのだ。そのこだわりの深さには敬意を表したい。味噌を無添加でゼロからつくっている(もちろん素人が、である)。麹の量を調整しながら、ラーメンに合うまろやかさに仕上げ、唯一無二の味噌をつくりあげる(こんなラーメン屋が他にあるでしょうか)。そんな風にして作った味噌を、味噌ダレではなく直で中華鍋で灼く
ことで、風味の良さに強さが加わり、これまで食べたことないようなスープを実現している。ラーメンから漂う品格の良さは、こんなこだわりが染み出しているからなのかもしれない。そんな極上スープに、気持ち良さそうに浸っている麺は、太ちぢれでスープに絡みまくる。生姜の乗った焼豚も柔らかく、ラーメンにアクセントを与えている。いやー、もう絶品すぎて感動レベルの逸品だ。娘もペロリとたいあげる。
◆ 灼味噌辛らーめん ¥1,300こちらは、灼味噌らーめんに辛さを加えたもの。極上さは変わらずに、辛さが味噌の美味しさを助長する。
今回は、トッピングはオーダーしなかったが、
味噌に合いそうラインナップなので、次回は試したい。
◻️その他のメニューと目玉。
ラーメンは味噌と辛味噌の2種で、かけらーめんにもできる。味噌に想いを注いだラインナップだ。ご飯ものを味噌ラーメンのお供にオーダー。
◆ なみだ飯(のり・山わさび・ゴマ)¥350「なみだ飯」の命名どおり、山わさびが良く効いていて涙が出るほどツーンとする。クセになるような飯である。
そして特筆すべきはこちら。今回は初見だったので気付かなかったが、レジ裏に日替わり的なメニューが掲げられている。「今日のごはん」は、限定食でなんと海鮮丼が食べられる。「今日のメニュー」には海鮮メニューがズラリ。ラーメンの他に、海鮮も扱える二刀流、とでも言っておこう。この海鮮は、このお店の裏の目玉だ。
◻️その他 店内など。
「八堂八」は、2019年に中目黒で創業を開始し、2024年12月に溝の口に移転し今に至る。こじんまりとした店内を好んでいるようで(おそらくはお客さんの顔、反応をみたい)、カウンター9席のみの店内となっている。
壁には、中目黒時代の有名人のサインが、人気店の証のようにずらりとならび、店内のにぎわいに彩りを加えている。
そう易々とは真似できない「自家製の味噌」は、紛れもなくこのお店のウリだし、間違いなく今後も人を虜にしていくだろう。そして何より「これまでにない味噌ラーメンを」の想いの実現は、ハードルが高かったぶん、創業者の達成感や充実感は計り知れないぐらい濃いはずだ。それこそ味噌スープより濃厚のように思う。
いかがでしょうか。これまでにない味噌ラーメン、一食の価値ありです。行列必至な点だけ要注意。機会があれば、是非一度お試しアレ!