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約5年の大阪は泉佐野の生活を経て、次は川崎は溝の口。美味しいものをお伝えできれば。

【渋谷】知る人ぞ知る実力派居酒屋「ごち」|焼鳥・玉子焼き・馬刺し…素材勝負の絶品づくし

久しぶりに、大学時代の友人と一杯。向かったのは、渋谷の名店──居酒屋「ごち」です。

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気取らない雰囲気なのに料理は本格派。どの皿も、しっかり“うまい”と思わせてくれる実力派揃いでした。

 

素材が本気。“ごち”の実力派メニューたち

席についてまず一杯、乾杯──。ひと息ついたところで、さっそく料理を注文。

この日のオーダーは全8品。どれもシンプルだけど、素材の質と丁寧な仕事が光る、まさに“ごちそう”の連続でした。

 

■ まずはサラダで、戦闘準備|えのき茸のサラダ

最初に登場したのは、えのき茸のサラダ。サラダといっても、そこは「ごち」。

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使っているのは長野県産の“生”のえのき茸。シャキシャキとした食感が新鮮で、ドレッシングの酸味とのバランスも絶妙。

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揚げ物や焼き物が続く前に、胃と気持ちを軽く整えてくれる優秀なスターターです。

 

■ とりあえずこれで飲める|梅水晶

続いてやってきたのは、酒飲み御用達メニューの梅水晶。

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サメ軟骨のコリコリした歯ごたえに、梅肉の爽やかな酸味が絡む、まさに“お通し界のレジェンド”。

あまり語る必要もない。ひと口で、「ああ、今日はいい夜になるな」と確信できました。

 

■ 店の真剣度が伝わる一本勝負|名物だし巻玉子

「名物」と言われて頼まない選択肢はありません。ふんわり厚めのだし巻玉子は、箸を入れた瞬間、だしがじゅわっと。

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これだけでも十分感動ものですが、その美味しさの裏には、神奈川県・相模原のこだわり卵の存在があります。飼料からこだわって育てた鶏の卵を使っているそうで、黄身が濃く、出汁との相性も抜群。

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だし巻きでここまで満足させてくれるお店、そうそうありません。

 

■ 本日のMVP登場|焼鳥3種(白レバー・ムネとろ・もも肉)

そして、いよいよ焼鳥タイム。これがまた、驚きの連続でした。

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使っている鶏肉は、長崎県から空輸されてくる新鮮な地鶏。一口食べれば、その違いはすぐわかります。

特に印象的だったのが「白レバー」。

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臭みが一切なく、クリーミーで濃厚。これはもう、レバーというよりも“ご褒美”。

続いて「ムネとろ」。初めて聞く部位でしたが、これが想像以上。

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胸肉なのに、とろけるほど柔らかくてジューシー。もも肉は、言わずもがなの安定感。炭火の香ばしさと肉の旨みが絶妙で、何本でもいけそうな勢いでした。


■ 香ばしさにうなる逸品|蚊焼干しのするめイカ炭火焼

ただのイカじゃありません。この炭火焼には、長崎県・蚊焼(かやき)直送の「蚊焼干し」を使用。

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塩だけで仕上げた干物だからこそ、炙ると旨みと香ばしさがダイレクトに広がります。外はこんがり、中はしっとり。

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マヨ七味でつまめば、もう手が止まらない。シンプルなのに、記憶に残る一皿です。


■ 馬刺しの常識をくつがえす|熊本直送・希少部位の桜肉

馬刺しと聞いて、ここまで感動するとは思いませんでした。

使われているのは、熊本県産の最高級「桜肉」──しかも、外バラの部位という極めて希少な部位

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赤身と脂が層をなしていて、噛むたびに旨みと甘みがじんわり広がる。とろけるのに、しっかりとした食感も残る絶妙なバランス。

正直、これ目当てで再訪したくなるレベルです。

 

■ 揚げ物ラストスパート|鶏もも海塩から揚

お腹もそこそこ満たされてきたところで、鶏ももの海塩から揚が登場。

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ここまで来ると「揚げ物はもう…」と思いがちですが、これは別格。衣はザクッと香ばしく、中からは肉汁がじゅわ〜っと。海塩のやさしい塩気が後味をきゅっと引き締めてくれます。

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ラストスパートにふさわしい一品。

 

■ 静かに締める、香りの余韻|風干し

最後に選んだのは、風干し。あえて主張しすぎない、でもしみじみ美味しい。

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炙られた皮目の香ばしさと、じんわりとした旨みがじっくり広がる。お腹いっぱいのはずなのに、気づけばちびちびと箸が止まりません。

 

どれもこれも、「いい素材を、いい仕事で」仕上げた料理たち。気取らず、でも本気でうまい。そんな“ごちそう”が揃った夜でした。

 

大人がしっくりくる、ちょうどいい距離感の空間

料理の満足度がここまで高いと、「この店、雰囲気も良いんだろうな」と思ってしまうものですが、はい、やっぱり良かったです。

場所は渋谷駅から少し歩いたところ。雑居ビルの一角にあって、いかにも“知る人ぞ知る”感が漂う入り口。

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初見だとちょっと見落としそうになるけど、それがまたいい。

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店内は照明控えめで、落ち着いたトーン。カウンターもテーブル席もあり、ガヤガヤしすぎず、静かすぎずの絶妙なバランス。

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友人と語らうも良し、一人でしっぽり飲むも良し、デートにも使えそうな柔軟さが魅力です。

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あと、厨房の熱気がちょうどよく伝わってくるのもポイント高し。炭火の香りや、焼鳥の焼ける音がなんとも心地よいBGMになっていて、“食のライブ感”が味わえるのもこの店ならでは。

「落ち着けるけど、ちょっとワクワクもある」──。そんな居酒屋、なかなかないんですよね。


「素材がいい」だけじゃない、ごちの真価。

もちろん、素材は文句なしに素晴らしい。でも「ごち」が本当にすごいのは、それを一番美味しく食べられるかたちで出してくれること。

焼鳥は一本ずつ丁寧に焼かれ、揚げ物はサクッと熱々で。冷菜や炙りものも、次はこれが欲しいな…と思ったタイミングでふっと出てくる。

料理にリズムがあって、どの一皿も“待たされた”感じが一度もありませんでした。

そして、その空気を支えているのが、店の空気感とスタッフの所作。

料理に対する誠実さはありつつも、決して押しつけがましくない。構えずに楽しめるのに、どこか背筋がしゃんと伸びる。

そんな空気が自然と出来上がっているのも、この店の魅力です。

素材の力に、人の手と心が加わってこそ、“ごちそう”は完成する。この店は、それをちゃんと教えてくれる場所でした。


店舗情報|ごち 渋谷店

店名:ごち 渋谷店
住所:東京都渋谷区道玄坂1-17-9 ヴェラハイツ渋谷B1F
アクセス:渋谷駅 徒歩約5分(マークシティ近く)
電話番号:03-6416-9997
営業時間
 └ 月〜金 17:00〜24:00(L.O.23:00)
 └ 土日祝 16:00〜24:00(L.O.23:00)
定休日:不定休(SNS等で要確認)
予約:可(電話・食べログ・ぐるなびなどから)
支払い方法:現金、各種クレジットカード、電子マネー対応
席数:約30席(カウンター・テーブル・半個室あり)
喫煙:可(分煙の場合あり)
備考:混雑時は2時間制の可能性あり

※訪問時点での情報です。最新情報は公式サイトやSNSをご確認ください。