金沢文庫方面へ向かった際、周辺を歩きながらふと酒屋の看板に目が止まった。日本酒好きとして、訪れた土地で“どんな酒屋があるのか”を確認するのはもはや習慣のようなものだ。

その中で存在感を放っていたのが 田島屋酒店 。気になって店内を覗いてみたところ、品揃え・試飲体制・蔵元との関係性…すべてにおいて期待以上。その魅力を、金沢文庫周辺で酒屋を探している方に向けて紹介します。
◆田島屋酒店で購入した日本酒3本をレビュー
■ 飛鸞(ひらん) にこまる

長崎の若手人気ブランド「飛鸞」シリーズの一本。食用米「にこまる」を使い、軽い甘旨味とキレのある酸が特徴。アルコール度数14%で飲みやすく、近年人気が急上昇している一本。
実際に飲んでみても、じんわり甘みが広がったあと、爽やかに消える酸が心地よく、どんな料理にも合わせやすい万能タイプ。
■ 田酒(でんしゅ) 純米吟醸 百四拾(紅葉ラベル)

入荷してもすぐ売り切れる 超人気銘柄「田酒」 の季節限定品。柔らかな旨味と上品な香りが特徴で、落ち着いた味わいの純米吟醸。紅葉ラベルの時期は特にファンからの支持が厚い。
実際に飲むと、香りが強すぎず控えめすぎず、スッと綺麗にまとまった味。余韻が短めで、飲み疲れしないのも魅力でした。
■ 森嶋(もりしま) 美山錦 純米吟醸

全国で評価が高まっている「森嶋」シリーズ。美山錦らしい軽快さと、爽やかな酸が心地よい一本。しっかり人気がありつつも手に取りやすい“通好み”の純米吟醸。
香りは控えめで、味わいはシャープ。冷酒だと特にキレが光り、幅広い料理と相性が良いタイプでした。
◆地酒専門店としての田島屋酒店の強みとこだわり
田島屋酒店の魅力は、“名前の知名度に頼らない選び方”を徹底していること。
蔵元を訪問し、造り手の理念や背景を理解したうえでセレクトしているため、「価格以上の品質」を誠実に評価する仕入れを実現しています。
◎強みをまとめると…
・蔵元訪問による“造りの本質”を理解した仕入れ
・グループ・タートヴァン直輸入のワイン部門が強い
・無名でも高品質な酒を丁寧に紹介してくれる
・日本酒・焼酎の常時試飲は20種以上
・「お客様と蔵元をつなぐ架け橋」というコンセプト

特に試飲体制は圧巻で、通好みの銘柄や蔵ごとの個性を、実際に味わいながら選べるのは大きな魅力です。
◆田島屋酒店の店内の様子と試飲コーナーの魅力
店内に入るとまず目を引くのは、整然と並んだお酒の棚。その種類の多さに、酒好きなら思わずテンションが上がるはず。

地酒・日本酒・焼酎・和リキュール・ワインとコーナーごとに分かれており、ゆったり商品が見られる導線になっています。

照明は落ち着いた明るさで、静かに商品と向き合える空間。店員さんとの会話もしやすく、「蔵元の話」「造りの話」まで丁寧に聞けるのがありがたいところです。
品揃えの豊富さ × 試飲の自由度 × 親しみやすい対話これらが揃った、落ち着いた“大人の酒屋”という印象でした。
◆おまけ:蔵元グッズと「信州亀齢」の話
店内を見ていると、蔵元オリジナルのグッズもさりげなく陳列されていて、思わず足を止めてしまうコーナーも。

今回はその中から 「信州亀齢」の保冷バッグ を購入しました。シンプルなのに存在感があり、持っているだけで気分が上がるアイテムです。

そしてここだけの話──。田島屋酒店は、入手困難で知られる「信州亀齢」と取引のある貴重な酒屋。入荷情報はSNSで突然流れることが多く、見つけたら迷わずチェックしておく価値があります。…あまり広めたくはないのですが。
◆店舗情報
住所:神奈川県横浜市金沢区釜利谷東2-16-34
電話番号:045-781-9100(店舗)
FAX:045-785-7711
営業時間:10:00〜21:00(土曜は〜20:00、日祝は〜19:00)
定休日:毎週月曜日、第3日曜日
アクセス:京急・金沢文庫駅から徒歩1分。西口を出てすぐ、銀行の斜め向かい。
注文/通販:オンライン注文可。代金引換、銀行振込、コンビニ決済など対応。