息子と高校説明会を聞きに、たまプラーザへ。終わるころにはすっかりお腹も空いて、どこかで昼飯を食べようということに。

せっかくだし、男だけだし、ガッツリいきたい。そんな気分で歩いていると、北海道らーめん 壱龍 の看板が目に入った。味噌のいい香りに引き寄せられるように、足が自然とお店の中へ。
実食レビュー:味噌・塩・チャーハン、どれも主役級のうまさ
席についてメニューを眺めると、味噌・塩・醤油と並ぶ中でも「特 札幌味噌」の文字がひときわ目を引いた。
もうこの時点で決まり。息子と相談して、味噌と塩、それにチャーハンを頼むことにした。
■ 特 札幌味噌(1,300円)
まず目を奪うのは、黄金色に輝くスープ。

表面には香ばしい泡が立ち、ひと口すすると濃厚な旨味が広がる。味噌のコクと香りが絶妙で、まさに“スープが主役”の一杯だ。

そこに中太のちぢれ麺がよく絡む。もちもちとした食感で、スープをしっかり持ち上げてくれる。
すすった瞬間に、味噌と麺の一体感を感じるタイプ。
味玉はとろりと半熟、黄身のまろやかさがスープの塩気をやさしく包み込む。

そして何より印象的だったのが、二種のチャーシュー。角切りのチャーシューは、しっかり味が染みていて、箸を入れるとほろりと崩れる柔らかさ。一方の平チャーシューは香ばしく、脂の甘みがじんわり広がる。
この二つのチャーシューが、ラーメンに賑わいと歓声をもたらしていた。
味・食感・香りのバランスが見事で、食べ進めるほどに満足感が増していく。
■ 特 函館塩(1,300円)
スープをひと口すすった瞬間、「あっさり」という言葉が頭から消えた。

透き通る見た目ながら、出汁の旨味が力強く、奥行きのある味わい。鶏と魚介のバランスが見事で、後味にはほんのりと甘みが残る。

中太のちぢれ麺がスープをしっかり絡め取り、啜るたびに香りが立ちのぼる。そして味噌と同様に、チャーシューがこの一杯でも存在感を放つ。

脂身の旨さと肉の香ばしさが、塩スープの繊細な風味を引き立てていた。
■ チャーハン(850円)
ラーメンの余韻を楽しみながら、つい追加で頼んでしまったチャーハン。

これがまた、しっかり主役級の仕上がりだった。ひと口食べると、ふわっと広がる香ばしい醤油の香り。ご飯はパラッとしていながらも、しっとりとした絶妙な水分バランス。

油っぽさはまったくなく、どこか優しい味わい。
スープとの相性も抜群で、味噌にも塩にもよく合う。レンゲを進める手が止まらず、気づけば皿の底が見えていた。
ラーメン専門店のチャーハンにありがちな“ついで”ではなく、きちんと手間をかけて作られた一皿。その誠実さが、最後の一口まで伝わってきた。
お店の雰囲気
昼に訪れた「北海道らーめん 壱龍」は、どこか落ち着いた空気が漂うラーメン店だった。カウンター越しに聞こえる湯切りの音や、香ばしいスープの香りが食欲をそそる。

店内は木目調で清潔感があり、カウンター席とテーブル席がバランスよく配置。家族連れでも入りやすい雰囲気だ。店員さんは二人でテキパキと切り盛りしていて、その連携の良さにも好感が持てた。

北海道の味を守り続ける一軒
「北海道らーめん 壱龍」は、たまプラーザで10年以上愛され続ける北海道ラーメンの専門店。札幌味噌、函館塩、旭川醤油など、北海道の味を一度に楽しめるのが魅力だ。
スープはコク深く、どの味にも“丁寧に作られた”という安心感がある。特に多加水のちぢれ麺との相性は抜群で、北海道ラーメンらしい力強さと優しさを兼ね備えている。
派手な演出こそないが、誠実で、まっすぐ美味しい。そんな印象を残してくれる一杯だった。たまプラーザでガッツリ食べたいとき、またふらりと立ち寄りたくなるお店だ。
店舗情報
北海道らーめん 壱龍(いちりゅう) たまプラーザ店
住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-4-1 たまプラーザSTビル 1F
電話:045-903-6441
アクセス:東急田園都市線「たまプラーザ駅」北口より徒歩約5分
営業時間:
月〜土 11:00〜15:30/16:00〜22:00(L.O.21:40)
日曜 11:00〜15:30/16:00〜19:00(L.O.18:50)
定休日:水曜日
席数:約23席(カウンター・テーブル)
駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)