“地酒好きなら一度は行け”——そんな口コミが絶えない酒屋、望月商店。

ネットの口コミで「地酒のラインナップがすごい」とか「店主さんの日本酒トークが楽しい」とか、やたら評判が良くて。無類の日本酒好きとしては、ずっと気になってました。
ただ、ちょっと家から遠くて、行きたいと思いつつもなかなか行けず…。そんな中、たまたま近くに行く用事ができた日がありまして。「これは行くしかない!」と、念願の望月商店へ初訪問してきました。
果たして、どんなお酒と出会えるのか——ワクワクが止まりません。
店内紹介|日本酒好きがワクワクする空間
お店に近づくと、まず目に入るのは大きなアーチ型の入口。

落ち着いたグレーの外壁に、杉玉がふわりと吊るされている。まるで小さな酒蔵のような雰囲気だ。「ここ、ほんとに酒屋さん?」と思うほどスタイリッシュで、外観からすでに“ただ者ではない感”が漂っている。
中に入ると、壁一面にずらりと並んだ冷蔵庫。

その中には、全国各地の日本酒が整然と並び、ラベルの色彩がまるでアートのよう。照明もやわらかく、一本一本が大切に扱われているのが伝わってくる。

棚には焼酎やリキュール、酒器なども置かれていて、まさに“酒の世界を丸ごと楽しめる空間”。「酒屋」というより、“日本酒のミュージアム”に近い。
戦利品紹介|迷いに迷って選んだ珠玉の5本
気づけば手に取っていたのは、四合瓶でなんと5本。完全に“望月マジック”にかかってしまいました。
◆ みむろ杉
まずは、奈良の銘酒「みむろ杉」ろまんシリーズを2本。上品な香りとやわらかな口当たりが魅力で、冷蔵庫に常備しておきたい一本。
特別純米 辛口 露葉風 1,720円
純米大吟醸 山田錦 2,750円
別のスペックを飲み比べてみたくて、つい2本まとめて購入してしまいました。
◆ 磯自慢
続いては静岡の「磯自慢」。どっしりとした旨みと、後味のキレがたまらない。
純米吟醸 2,882円
特別な日に開けたくなる“ご褒美酒”です。
◆ 雪の茅舎
秋田からは「雪の茅舎 美酒の設計」。名前のとおり、まるで設計図のように緻密でバランスの取れた味わい。
美酒の設計 純米吟醸 2,090円
香り、甘み、酸の三拍子がそろった完成度の高さに惚れています。
◆ 飛露喜
そして最後は福島の「飛露喜」。いわずと知れた人気銘柄で、出会えたこと自体がラッキー。
純米大吟醸 3,355円
冷蔵ケースで見つけた瞬間、心の中で小さくガッツポーズしました。
気づけば両手いっぱいの日本酒。でも不思議と後悔はゼロ。そんな満足感を与えてくれたのは、望月商店の“本気度”にある。
この店の魅力|望月商店が愛される理由
冷蔵庫には、全国から選び抜かれた銘酒がずらり。どの一本にも「この店が惚れ込んで仕入れた」という確信が宿っている。
ラベルの向きや温度管理まで丁寧で、日本酒への愛情が伝わってくる。
印象的だったのは、蔵元グッズの充実ぶり。手ぬぐい、Tシャツ、グラス——どれも蔵との信頼関係の証のようだ。

創業100年以上の老舗でありながら、「伝統に甘えず、常に良い酒を追い続ける姿勢」がにじむ。店全体が、日本酒文化そのものを大切にしているような空間だった。
まとめ|店舗情報と次回への期待
調子に乗って四合瓶を5本も買ってしまったけれど、後悔はゼロ。むしろ「もう少し持って帰りたかった…」という気持ちが残るほど。
望月商店は、単なる酒屋ではなく、“本気で日本酒を愛する人たちの拠り所”のような場所だと思う。店主のこだわりが詰まった棚を前にすると、自然と真剣になる。
次は季節の新酒や限定銘柄を目当てに、ゆっくり訪れたい。日本酒好きなら、一度は足を運ぶ価値あり。そして、初めて“本物の地酒”を買いたい人にも安心しておすすめできるお店です。
📍 望月商店(もちづきしょうてん)
住所:神奈川県厚木市旭町5-1-5
アクセス:小田急線 本厚木駅 南口から徒歩約8分
営業時間:
平日 9:30〜20:00
土日祝 9:30〜19:00
定休日:水曜日
駐車場:あり(店舗前に数台)
電話番号:046-228-2222
公式サイト:https://motimoti.com