ふと、ソーセージを爆食いしたい時がある。
でもそれは、アル中者が酒を飲みたくなるような強い欲望ではなく、どちらかと言うと、他人が食べているのを見て自分も、みたいな衝動的で健全なものだ。
だからと言って、普段からソーセージを食べていないわけではない。朝食で目玉焼きに添えられることもあれば、コンビニのフランクフルトを頬張ることもある。居酒屋で注文することも、もちろんある。
ドイツでは、ビールのお供として絶大な存在感を示しているソーセージも、日本だとどちらかと言うと脇役のイメージだ。
そんなソーセージを、今回は主役に祭り上げ、バリバリ音をたてて爆食いする。
バリバリ食うからにはもちろん量は必要なのだが、ちょっと欲張って質も気にしてみた。ではさっそく。
◽️がんこ亭主のガーリック荒挽き腸詰め
まずはこれ。「お肉屋さんのこだわりシリーズ」のひとつ。
今回はガーリックだが、他にも「ゆず・すだち」や「チョリソー」なんかがある。
焼く前から美味そうだ。爆食いのは初陣はコイツで飾る。
ガーリックが効いていて文句なしの味。大きさも十分で、かじる時のパリッと感も抜群だ。うむ、実に美味い。
◽️ORIGINAL SMOKED オリジナルスモーク
次はあのソーセージの王様級「Johonsonville ジョンソンヴィル」の登場だ。
貫禄のパッケージで他を圧倒する雰囲気がたまらない。
少し遅くなったが、今回の食べ方は全て「茹でてからの焼き」だ。茹でのみや、焼きのみや、レンジで、が主流の中、ググってみたら「茹でてからの焼き」が美味しいよ、とあったのでやってみた。
茹でからの、
焼き。
ポイントは、茹でると多少なりともソーセージから油が出る。お湯を流しても油が残るので、それを活かして焼くわけだ。
茹でることで中身をジューシーにしつつ、焼くことでパリッとした歯触りを演出してくれるのだ。ひと手間を惜しまず、サイコーの食べ方でソーセージを楽しもう。どんなソーセージにも活用できますよ!(※切れ目を入れると中から大事なものが溢れ出るので、禁物です)
食べ方サイトはこちらを参照あれ→https://macaro-ni.jp/42706
◽️CHEDDAR CHEESE チェダーチーズ
お次もまたまた「Johonsonville ジョンソンヴィル」だ。連発で贅沢さを出す。オリジナルスモークでベーシックな風味を味わってからの、このチェダーチーズで風味の差を堪能する。
「茹でてからの焼き」でこちらも食べる。焼き時間を間違えて一部袋が破裂してしまったが、そんなの関係ないぐらいに美味い。
ソーセージを爆食いしていると、ソーセージに愛着が湧いてくる。愛着が湧くとソーセージについてもっと知りたくなる。まるで恋愛だ。
知ろうとすればするほど、Google先生は色々と引き出しを開けてくれる。ソーセージのことわざを引用しておく。
◆ソーセージと法律(政策)は作る過程を見ない方がいい
ドイツのことわざ。どんなにきれいにまとまった良い政策でも、その立法過程(政治)は根回しなどで、醜悪であるということ。
◆それはソーセージだ
ドイツの言い回し。「それはどうでもよいことだ、それは大したことがない」という意味。
◆ソーセージを投げてベーコンを得る
ドイツの言い回し。「エビで鯛を釣る」の意味。当地では、ベーコンは細切れでなく巨大な塊で売っているため、「(小さな)ソーセージを投げて(巨大な)ベーコンを得る」というイメージになる。
◆すべてには一つ終わりがある。ソーセージだけは二つある
ドイツの言い回し。もとあった箴言(どんな物事も必ず終わりを迎え、そしてそれは運命論的に必然たる結果に帰結するという意味)に、ごく当たり前の事実をジョークとして付け足した言葉。
ソーセージ大好きなドイツのことわざだ。ちょっと何言ってるかわかんないのもあるが、実に興味深い。明日から使ってみよう。
こんな3種類のソーセージを爆食いした。かねてからの希望がかなった格好だ。ビールも加わったことで、気分はサイコー。
爆食いしながら、「ソーセージの美味しい食べ方」を習得した。愛着が湧いたことで「ソーセージのことわざ」も勉強できた。得るものは多かったのだが、ハンパないカロリー摂取は余計だったかもしれない。
カロリーに気を付けて、是非お試しアレ!