美味しいフレンチを食べた話。
今回は、コションドールきたの のご紹介。大阪は貝塚のある一角に、古民家を改修してこぞってお店を出している場所がある。そこでは、そば屋や和食屋などのお店が立ち並び、小洒落たスポットとして魅力を放っている。
そんな場所にたたずむこのお店、肩肘張らずに絶品フレンチが食べれる、と周りからの評価は高い。ちなみに、「コションドール」はフランス語で「金の豚」の意味で、フランスでは幸福のシンボルとされている。その名の通り、料理で幸福になれるお店だ!
営業時間:昼11:30-14:00 夜18:00-22:00
営業日:定休日が水曜日と木曜日
場所:大阪府貝塚市海塚3丁目7−11
電話:072-431-6561
webサイト:https://kitano2014.com/
では、さっそく。
◽️絶品フレンチが食べれます!
ランチメニューがこちら。セットメニューは2種。メイン料理の種類が豊富で、どれにしようか迷いに迷う。ね、どれも美味しそうでしょ。
◆ シェフの気まぐれランチ ¥2,200
まず運ばれてきたのが、こちらのアミューズ。繊細で上品だが、味わいは濃厚で、お酒がすすみそうだ。フレンチらしい小洒落た前菜で、このあとの料理に期待が膨らむ。続いて本日のスープが運ばれる。素敵な食器ですまし顔が好印象。具沢山で野菜の煮込みかと思うぐらいで、しっかりと時間をかけて作っているのがわかる。それから、新鮮野菜のサラダ。文字通り新鮮さを装い、メインを出迎える役割までこなす。そして、いよいよメインの登場だ。迷いに迷った結果、大山鶏 皮パリスモークソテーを注文。皮は見事なまでにパリパリで、その中で柔らかい肉汁たっぷりの大山鶏が貫禄十分だ。かぶりつけば、パリ皮と柔らか肉が、極上の幸せをもたらす。まさにコションドールを味わった瞬間だ。焼き野菜は、お皿全体に彩りを与え華やかさを演出。特に、このさつまいもはトロけるような柔らかさと味の染み込みで、その役割は彩りだけではない。主役まで張れそうだ。最後は、さっぱりのセロリシャーベットのデザートでしめる。
◆ 犬鳴豚の煮込みハンバーグランチ ¥1,700
こちらのランチセットは、アミューズは付いていないが、他の料理は気まぐれランチセットと同じなので割愛。大きなお皿に盛られ、堂々のインパクトある登場だ。ポテトとオクラをたずさえる。我らがイヌナキンの犬鳴ポークを贅沢に使い、肉汁が溢れんばかりで、食べ応え抜群だ。これはめちゃくちゃ美味い!
◽️お酒の取り揃えもハンパない!
フレンチなので、ワインの取り揃えが充実。ただワインはあまり飲まないので乾杯はビールで。まずは「GARGERY」のプレミアムビール。飲食店だけでしか飲めない特別感あふれる非熱処理ビールで、料理を引き立てる。懐事情もあるので、2杯目はサッポロで。そして、特筆すべきは何と言っても日本酒だ。年間100種類ほど飲んでいる僕が見ても、このラインナップは充実の一途だ。惚れ惚れする。フレンチでこのラインナップ?と思っていたら、マスターが日本酒好きで自分が飲みたいヤツを集めているという。サイコーだ。注文したのは「農口尚彦研究所の観音下」。食事も終わっていたのだが、サービスでアテを出してくれた。これが一番嬉しかったし、こんなアテをさっと作れる料理人が羨ましくて仕方がない。
◽️その他、店内やメニュー。
1982年に創業したこのお店、現在は二代目という歴史の深さ。店舗を変えながら、2020年に現在の古民家に移り、今に至っている。約30年間も受け継がれてきた想いと技術が、ひとつひとつの料理に滲み出ている気がする。決して広くない店内だが、こじんまりとこ綺麗にしていて、ビストロと呼ぶに相応しい雰囲気だ。
ランチメニューの他にも、豊富なメニューがあるので、載せておく。こんなディナーメニューを見せられたら、夜も来るしかなくなる。店内の黒板にギッシリと書かれたメニューも魅力的な料理ばかりだ。ぶらっと一人で飲みにきても十分に楽しめる。
いかがでしょうか。貝塚でこんな素敵なフレンチが食べられるなら、行かない手はない!機会があれば、是非一度お試しあれ!
ちなみに、かなりのビートルズファンのような気がする。壁に掛けられていたこのレコード?は、かなりレアなモノのような…