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約5年の大阪は泉佐野の生活を経て、次は川崎は溝の口。美味しいものをお伝えできれば。

栃木 佐野市名物「いもフライ」を「農家直営 ぽっぽや」で堪能!シンプルだが、その味わい深さと伝統に感心させられた!

美味しい「いもフライ」を食べた話。

f:id:shogot1978:20240225220211j:image今回は、農家直営 ぽっぽや のご紹介。ひょんなことで栃木県は佐野市を訪れたついでに佐野ラーメンを満喫。帰宅の途に着こうとしたら「アレを食べなきゃ帰れない!」と妻が珍しく駄々をこねる。佐野市のソールフード「いもフライ」だ。

営業時間:平日15:30-18:00 土日祝11:00-17:30

営業日:火曜日が定休日

場所:栃木県佐野市富岡町1305f:id:shogot1978:20240229213214p:image

電話:0283-21-3677

webサイト:https://www.tochinavi.net/spot/home/?id=10430

f:id:shogot1978:20240227221349j:imageこんな「いもフライ」なら食べたくなる。    では、さっそく。

 

◽️お店の雰囲気がシブい!

さすがは、佐野市のソールフードと言われているだけある。「いもフライの会」が、いもフライマップを作って発行している。f:id:shogot1978:20240227183436p:image街中の至るところにお店があり、これならおやつ感覚でいつでもどこでも食べれそうだ。お店ごとの特徴もありそうなので、お気に入りのお店を探したって良い。きっと、パンフレットに載りきらないお店もあるのだろう。f:id:shogot1978:20240227183656p:image「ぽっぽや」は帰り道にあり、立ち寄った。f:id:shogot1978:20240227184043j:image昔ながらの雰囲気を味わせてくれるプレハブ小屋が、逆にシブく好感が持てる。f:id:shogot1978:20240227184321j:image店内は思ったより広々としていて、おばあちゃんが一人で切り盛りする(コロナの流れで、持ち帰りのみ)。何年ぐらい「いもフライ」を揚げ続けてきたのだろうか、と想いを巡らしていると、何だか感慨深くなる。さあ、いざ実食だ。

 

◽️やっぱりシンプルが最強!

注文を受けてから揚げ始めるスタイルで、出来上がるまで少し待つことに。揚げたてが食べられるなら、それくらいの待ちは、むしろ歓迎だ。f:id:shogot1978:20240227222543j:imageおばあちゃんが、ジャガイモの蒸し加減を確認しながら、串に刺した一口サイズのジャガイモを慣れた手つきで次々に揚げていく。f:id:shogot1978:20240227223010j:image完成─。これが揚げたてのいもフライ¥120/本だ。佐野市民から愛され続けている、という自信のみなぎりすら感じる。f:id:shogot1978:20240227223824j:image特製ソースでドレスアップすれば、立派なB級グルメとしてエントリーできる。帰宅途中にみなで頬張ろうものなら、車内は絶賛の嵐。f:id:shogot1978:20240229205544j:imageホクホクのジャガイモとサクサクのコロモの相性が抜群で、特製ソースがジュワリと染み渡り、もう止まらなくなるぐらいに美味い。とてもシンプルなのだが、その味わいは深く、まさに絶品そのもの。さすがは発祥の地。

〈メニュー表〉f:id:shogot1978:20240229190058j:image

 

◽️「いもフライ」の重み。

戦後、食糧難と言われていた時代、佐野市周辺にはジャガイモ畑が沢山あったという。お米の代わりにジャガイモを食べていたぐらいに。そんな食文化だからこそ、必然的にうまれたのかもしれない。

その時代から、商人がジャガイモを串刺しにして、リヤカーで調理道具や材料を運び、揚げたてを提供し。食べやすさ、出来立て、届ける、こんなキーワードは現代社会でも必要なビジネス要素だ。それを昔からやっていたからこそ、現在までその食べ方が続いているのかもしれない。

歴史を積み重ねて、今の「いもフライ」にまで昇華させていて、伝統の重みを感じずにはいられない。日本の食文化のひとつとして、今後もずっと続いていくことを切に願う。

 

いかがでしょうか。絶品の佐野名物です!機会があれば、是非一度お試しアレ!

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