美味しい えきそば を食べた話。
今回は、Maneki Dining(マネキダイニング)のご紹介。あの「えきそば」のお店だ。姫路で用事を済ませて、お昼時にぶらりと立ち寄る。姫路駅の新幹線改札口を出たところにお店があるので、何かと便利だ。
営業時間:7:00-20:00
営業日:毎日
場所:兵庫県姫路市駅前町188−1 横 JR姫路駅 新幹線乗換口
電話:079-282-5240
webサイト:https://www.maneki-co.com/
では、さっそく。
◽️意外とのんびりできる!
お店が駅構内にあるので、わちゃわちゃしてそうだが、改札をひとつ通ったところにあることも影響してだろうか、お客さんはまばらでのんびり食事ができる。食券を購入し、至福のひとときの準備を整える。
◆ 生ビール ¥550真っ昼間から飲む冷えたビールが、まぁ何と美味いことか。この上ない贅沢気分も味わう。
◆ 選べるおでん(3品)¥390食券機にはそばやご飯ものが並ぶ中、唯一のおつまみ系だ。しかも、そんじょそこらのおでんとは訳が違う。姫路の郷土料理「姫路おでん」である。
おでんは一般的には辛子を添えて食べるが、姫路おでんは生姜醤油をかけて、あるいは、つけて食べる。これが姫路の郷土料理「姫路おでん」の特徴である。
姫路はもともと生姜と醤油の産地で、2006年「姫路の食で町おこし」の活動の中で命名され、今やご当地グルメとなっている。
ビールを傾けながらそんなことに感心しながら、のんびりと時を流す。新幹線の時間まではまだある。
◽️姫路のソールフード!
ビールとおでんで気分を良くした僕は、満を持して「えきそば」を注文。
◆ 天ぷら えきそば ¥450相変わらず、待ち時間ほぼなしでスッと出てくる。高校時代に姫路に住んでいた僕は、当時大変お世話になった。もう30年ほど前の話だ。あの頃は1杯200円くらいで、僕ら高校生の強い味方であったなぁ、と昔に想いを馳せる…。そう、運ばれてきたのは「えきそば」であり「青春時代の懐かしさ」でもある。しっとりとした天ぷらと、つるりとした麺が、関西出汁の和風スープによく合う。余計なものを寄せ付けずに、究極にシンプルだからこその良さがココにある。そういった意味では邪道なのかもしれないが、七味で味変を楽しむ。あぁぁ美味い!
※その他のメニューはこちらを参照あれ
◽️えきそばの始まりは…
「天ぷら えきそば」を食べ終わると、ちょうど新幹線の時間に。飲んで食ったあとに、すぐにホームに行けるのは嬉しい。そう、駅のホームで売られるから「えきそば」なのだ。
「えきそば」は、創業明治21年のまねき食品株式会社が手がける。昭和24年10月19日に姫路駅のホームで立ち売りをしたのが始まり。それがホームでの売店に変わり、今の形態となっている。あの独特の麺は、時間が経ってものびないようにと、かんすいを入れたもの。黄色い独特の中華麺となっているのは、そのせいだ。その麺に和風スープは、かなりのミスマッチだと当時は一悶着あったようだ。
その駅のホームで売るスタイルが現在まで続き、今や姫路を中心に12店舗を構えるようになり、姫路のソールフードとしてその名を轟かせるまでになった。
そう、カップ麺が売られるほどの人気っぷりだ。
いかがでしょうか。えきそば以外にもメニューは豊富です。機会があれば、是非一度お試しアレ!