今回は、図書館のご紹介─。
ひょんな成り行きで、この図書館に足を運ぶことに。もともとは、和歌山イオンで「ドライブインシアター」を楽しむ予定であった。
こんなイメージで。
駐車場で、巨大スクリーンに映像を映し、車の中でFMラジオから音声を聞く。プライベート空間で映画が見れるので、コロナ禍にはもってこい。ただ、あいにくの強風でスクリーンが立てられず中止に。
残念だが、料金の払い戻しに加え、無料映画チケットを2枚もらえたので、よしとした。そして、せっかく和歌山まできたのだから、と。そんな成り行き。
前置きが長くなったが、さあ図書館だ。
和歌山市駅に直結する「キーノ和歌山」の中にある 和歌山市民図書館 である。
営業時間:9:00-21:00
営業日:年中無休
場所:和歌山県和歌山市屏風丁17番地
電話:073-432-0010
ウェブサイト:https://wakayama-sp.civic-library.jp/
真新しいこの図書館の魅力は一体?
◽️1日遊べる!?
あまり時間もなかったので、4階フロアの子供が楽しめるエリアで少し滞在。
この図書館の象徴のようなこの本棚を見るだけで、雰囲気が伝わるかと思う。どの子供も楽しそうに、棚をのぼったり本を読んだりしていた。
それは、決して奇抜さを狙ったのではなく、子供心を考えてのデザインというのがわかる。親は親で腰掛けベンチとなって楽に過ごせるし。
そんなコンセプトがこのフロアには詰まっている。
◆もぐもぐスペース
飲食の持ち込みOKのこんなスペースがあれば、昼食の心配いらずで、丸1日館内で楽しめるってもんだ。
◆遊具
読書に飽きた子供は遊具で遊び、そしてまた読書をするのだ、きっと。
飽くまで個人的な感想だが、この4Fフロアでは子供の本離れを食い止めてやろう、という壮大な意気込みを感じる。
◽️他のフロアは?
全てのフロアに行ったわけではないのだが、1Fには「スターバックスコーヒー」に「蔦屋書店」が入っている。
本好きには堪らない空間だということが容易に想像できる。
2F3Fは、図書館として機能している。とてもお洒落な空間に、本が心地良さそうに上品にたたずんでいる。まるで、新築の高層マンションの住人のように。
緑が屋内にある図書館が他にあるでしょうか。
各フロアの詳細はこちら↓
ちなみに、本の貸し出しの対象者は日本国内にお住まいの方なので、県外の方もご心配なく。
◽️まとめ
ひょんなことで、和歌山市民図書館を訪れた。
それはとてもとてもお洒落な図書館なのだが、そこにはこんな想いを感じる。
「本」は、デジタル化が進めば進むほど淘汰されていく分野に入るのかもしれない。でも、本が大好きな人間が、本の良さを伝えたい一心で作った、渾身の図書館が「和歌山市民図書館」なんじゃなかろうか、と。
是非一度訪れてみてほしい図書館だ。そして、僕はドライブインシアターのリベンジをいずれ果たしたいと思っている、今日この頃…。