美味しい中華(ラーメン)を食べた話。
今回は、麺屋 来福 のご紹介。京王線の中河原駅のすぐ近くにあるこのお店、飲んだ後にぶらりと1人で入ったのがきっかけで、今やすっかりリピーターに。ラーメン屋だが、居酒屋としても活用できる。僕を虜にしてやまない本格的な台湾ラーメンの魅力を中心お伝えしたい。
営業時間:昼 11:30-14:00 夜 17:30-24:00 ※火曜は夜のみ
営業日:毎日
場所:東京都府中市住吉町4-11-15 相沢ビル 1F
電話:非公開
webサイト:なし
では、さっそく。
◽️まずは、ビールと餃子で─。
今や死語となっているのだろうか「とりあえずビール」で口火を切る。よく冷えたビールだが、ブラックニッカのおじさんがビールを注がれて苦笑い。こんな愛嬌もこのお店の良さのひとつ。ビールを傾けながら、壁に貼られているメニューとにらめっこ。中華の代表作がズラリとならぶ。
◆ 水餃子 ¥350ごくごく普通の水餃子たが、この破格の値段が嬉しい。そうなんです、この安さもこのお店の魅力のひとつ。
◆ マーボ焼餃子 ¥350なかなか聞き慣れない類の餃子だが、これがまた絶品。見た目が真っ赤で、辛いモノ好きにはたまらない。名物になり得るポテンシャルを秘めた逸品だ。
そして、いざシメのラーメンのお出ましだ。
◽️コレが魅惑の台湾ラーメンだ!
ビールとおつまみを堪能したあとは、いよいよ魅惑のラーメンでシメることに。ラーメンの種類は驚くほどに豊富なのだが、悩みに悩んだのは初見のときだけ。今では、即決できるほどに、このラーメンの虜となっている。
◆ 本格台湾ラーメン ¥800ギラギラとした真っ赤な顔で、辛さの貫禄をたっぷりまとっての堂々の登場だ。辛さは、普通、辛め、大辛から選べる。注文したのは「大辛」だ。お椀の中心に添えられている辛さの源のような赤黒い塊が、挑発的なたたずまいで存在感を放つ。その挑発に怯むことなくレンゲを入れていく。赤いスープは、辛さだけでなく旨味とも手を取り合い、飲み干したくような美味しさだ。ツルリとした普通麺は、そのスープと肉や野菜をバランスよく口に届けてくれる。他の魅力的なラーメンには目もくれず、これまでに3度のご対面を果たしている。本格的な中華独特の味わいは、他店にはきっと真似できない代物だ。3度も食べていると、「大辛よりも辛いのが食べたい」のリクエストに、別皿で辛いヤツをスッと準備してくれる。そんな融通の効かせ方もこのお店の魅力のひとつだ。
◽️店内の雰囲気と素敵な店主!店内は、テーブル席が4つと、カウンターで決して広くはない。さらに、店内の雑多な感じは拭えず、お世辞にも綺麗とは言えない。が、そんな雰囲気は個人的には大好きで、居心地の良さすら感じてしまう。
そんなお店を中国人のおっちゃんが1人で切り盛りしている。日本に来て長いようで、独特のイントネーションで日本語を操り、愛嬌たっぷりの接客には好感が持てる。1人だから雑多な感じにも目をつぶれるし、店主自ら鍋を振るうからこそ、あのコスパが実現でき、本場の味わいを表現できるのだ。
いかがでしょうか。本格台湾ラーメンの美味しさに度肝を抜かれながら、本場の雰囲気を味わえば、きっと幸せなひとときが流せるはず。機会があれば、是非一度お試しアレ!