美味しいラーメンを食べた話。
今回は、濃厚煮干しそば 麺匠 濱星 溝の口店 のご紹介。たっぷりと飲んだ後の帰り道に発症する「ラーメン食べたい症候群」は、もはや自然の摂理。赤提灯に吸い寄せられるように入店(あるいは、それは虫が光に集まる習性と原理的には変わらないのかもしれない)。豚骨、味噌、醤油などメジャーな類ではないが、この煮干ラーメン、めちゃくちゃ美味い。その魅力が伝わればと。
営業時間:11:30-1:00 ※日曜だけ23:00まで
営業日:毎日
場所:神奈川県川崎市高津区溝口2丁目10−5
電話:044-281-4670
webサイト:なし
では、さっそく。
◽️絶品の煮干ラーメンがコレだ!
「煮干しラーメン」と一言で言っても、そのタイプは幅広い。あっさりタイプ、濃厚タイプ、つけ麺タイプ、辛タイプ、等々。迷ってしまうが「初見は人気の定番」の定石に従うことに。
◆ 濃厚煮干しそば 並盛 ¥880煮干しの香りを漂わせながら、貫禄の登場─。トッピングはせずに、煮干しの風味をじっくりと堪能することに。この黄金に輝くドロっとしたスープが、絶品そのもの。それもそのはず、新鮮な鶏を根気よく炊き上げた「白湯スープ」に、この店のウリである「厳選煮干しスープ」を合わせた贅沢なスープとなっているからだ。鶏と煮干しのダブルの旨みが、異次元のバランスを発揮し、感動すら覚える。
そのスープの魅力を最大限に発揮させているのが、ツルリとしたこの細麺だ。スープが濃厚なぶん、細麺が絶妙に感じる。脇役たちもハイレベルな存在感を示す。チャーシューは、イタリア産ホエー豚を低温調理したミディアムレアで、その赤身の柔らかさに度肝を抜かれる。この演出は、もともと肉屋を営んでいたメンバーで始めたラーメン屋だからこそ。この美味しさは、オーナー層の経験と技術と目利きの賜物である。メンマも長々としていて(ラーメン屋ではなかなか見られない)、柔らかで程よいアクセントを利かす。
◆ 細麺替え玉(0.5)¥120飲んだ後で空腹ではなかったのだが、あまりの美味しさに迷わず「替え玉」で、この煮干しラーメンの余韻に浸る。いやー、絶品ラーメンに感服だ。
◽️店内の雰囲気とメニュー。
溝の口駅から徒歩3分で立地は抜群、時間帯も夜遅くまでやっているので、何かと好都合だ。
◆ 店内の雰囲気店内はカウンターのみ15席ほど。ラーメンとしっかり向き合える。
◆ メニューメインのメニューがこちら。つけ麺も人気のようで次は試してみたい。あの濃厚スープならもう期待しかない。※その他のメニューは最後に載せておく
◽️その他。
本店は関内にあり、この溝の口店の他に、日吉店がある。決して多くはない店舗数だが、そのぶんラーメンへの注力を感じずにはいられない。
煮干しラーメンは、青森の「津軽煮干しラーメン」が発祥で、今やご当地グルメとなっている。陸奥湾で多く水揚げされるイワシ→煮干しがそのルーツ。「煮干しのダシと醤油であっさり」がベーシックだが、近年は都内などで、煮干しのダシに動物系で厚みをつける「濃厚系」が、中毒性を発揮し人気となっている。この「麺匠濱星」もそのクチだ。
いかがでしょうか。ダシの効いた濃厚な逸品が食べられますよ!機会があれば、是非一度お試しアレ!
〈メニュー表〉