美味しいラーメンを食べた話。
今回は、横浜家系ラーメン 武骨家 溝口店 のご紹介。お酒を飲んだ後にラーメンを食べたくなるのは、もはや自然の摂理みたいなもの。この日も酔いに任せて暖簾をくぐる。それはある意味、本能に従って選んだお店だ。そんな本能的に惹かれた理由をお伝えしたい。
営業時間:月-木11:00-25:30 金土日11:00-27:00
営業日:毎日
場所:神奈川県川崎市高津区溝口1丁目15−3 溝口レジデンス 102 ブランズ
電話:044-455-5745
webサイト:なし
では、さっそく。
◽️この背徳感が素晴らしき!どーん!と迫力十分で登場したのが、豚骨チャーシュー¥1,130 だ。チャーシュー3枚増が、見た目を華やかにし、立てられた海苔3枚が賑やかさをもたらす。家系自慢の濃厚な豚骨醤油のスープが、美味さと共に輝きを放つ。ストレート普通麺が、そのスープと抜群の相性を誇る。そして、分厚いジューシーなチャーシュー4枚が、素晴らしき背徳感を演出する。家系ラーメンをあまり食べたことがなかったので、この重厚さに感服。いやー、美味い!他のメニューも参考にされたし。
◽️コレで満腹間違いなし!
ラーメンはもちろん美味いのだが、さらに素敵なサービスがこちら。「終日ライス食べ放題」の張り紙が、満腹を約束してくれる。(※期間限定のようで、ライス狙いの方は注文前に確認されたし)こちらの炊飯器からセルフで。必然的に白米へバウンドの流れとなり、至福のひとときが訪れる。腹ペコの学生さんや量を求める方には、まさに楽園となり得る。
◽️藤井健さんの想いが宿る!
「武骨屋」は、ケンコーホールディングス(代表取締役 藤井健)に加盟している多くの飲食店のうちのひとつだ。ラーメンなら、どうしても個人経営のこだわりの味に惹かれがちだ。ただ、今や大人気の「家系ラーメン」も、FCの考え方に少し似ている気がする。
家系ラーメンとは、1974年に神奈川県横浜市で開店した「吉村家」の影響を強く受けるラーメンの総称です。発祥の地は横浜ですが、弟子や孫弟子が各地で独立したり、大手外食チェーンが追随して作った店があったりするため、その知名度や人気はすでに全国に拡大しています。
そう、「吉村家」のラーメンのコンセプトを皆で広めている点で。さらに、家系には家系図的なものもあり、その広がり方もわかりやすい。今回の「武骨屋」は、この家系図には載っていない。だからどうとかではなくて、武骨屋のラーメンの味にもフォーカスしたいが、その味の源は「創業者の藤井健さんの壮絶な人生」にあることは、特筆しておきたい。
藤井さんは、中国残留孤児の祖母の帰国に合わせ、12歳で日本へ。帰国直後は言葉もわからず、「手に職を」の決意のもと、親のためにアルバイトで猛烈に働き続ける。そして、23歳で独立、ラーメン屋を開業(このラーメンが家系で、藤井さんの原点だ)。その後、紆余曲折あったがFC展開し、36歳で年商60億円を叩き出すまでに。中国生まれの努力家が作った栄光の軌跡である。(詳細はこちら→ http://in-shoku.info/foodfighters/vol435.html)
武骨家は、そんな人の原点の想いが間違いなく込められている。色んな意味で、その重みを感じずにはいられない。あるいは、そんな雰囲気に惹かれて、僕は本能的に暖簾をくぐったのかもしれない。
いかがでしょう。機会があれば、是非一度お試しアレ!