一風変わった瓶詰めのご紹介─。
idsumi ピクルス をご存知かしら?
※ " idsumi " は、"いずみ" と読むらしい
泉南で採れた新鮮な野菜を酢漬けにして、瓶に閉じ込めて、保存食のピクルスにしているのだ。
泉南の野菜を使っているからには、精一杯応援をしたくなる。
◽️どんなピクルス?
色んな種類のピクルスがあるようで、その中から厳選して、妻が持って帰ってきたのが、こちら。
焼き野菜のモーニングマリネ(7種)である。もうすでに封が開いているのは、ご愛嬌。
じゃがいも、水なす、ズッキーニ、玉ねぎ、パプリカ、ヤングコーン、マッシュルームの7種類の焼き野菜が入っている。
あまりの美味しさに家族がバクバク食べて、残りのラインナップはご覧の4種となってしまったが、それでも、美味しい!と唸るほどの逸品だ。
高級ホテルの朝食に添えられていそうな、そんなホントにちゃんとした風味で、まさに食卓に彩りが加わる、そんなピクルスである。
様々な種類のピクルスがあるので、お気に入りの一品を探しても良いかもしれない。
◽️ビジネスモデルがユニーク
idsumiピクルスは、NSW株式会社が手がけている。そこの代表者は、40歳のおじさんで、若い頃は東大卒業後にIT企業に勤めていたが、地元の野菜の素晴らしさに気付き、泉州に戻ってきたという。
水なすの産地である泉州で、水なすの浅漬けやぬか漬けはお土産で喜ばれる。しかし、賞味期限が短いという扱いづらさ、ぬか漬けが若い世代に流行らない、など終わりかけそうな位置付けに追いやられている。
そんな泉州の美味しい水なすを、もう一度時代の流れに乗せたい、そんな想いがきっかけでピクルスを始めたようだ。
そして、事業がうまくいっている要因として、地元で採れる野菜で、形がいびつで流通からはじかれるモノ、採れすぎて廃棄になるモノなどの 規格外品の活用 にあるように思う。
そんな規格外品は、もちろん味には何ら問題なく、先進国の歪んだ発展のせいとでも言おうか、外見のみの些細な問題で異様な問題視をされてしまう。
ならば、酢漬けのピクルスにしてしまえば、形なんてわからなくなってしまうから気にする輩もいない、という発想だ。うむ、実に素晴らしい。
こんなピクルスなら、いくらでも食べてやる、という気持ちになる。
◽️どこで売ってる?
さあ、そんなピクルスは、どこで売ってるのでしょう?
泉佐野近辺では、JA大阪泉州直売所 こーたり〜な で売られている。
場所:大阪府泉佐野市松風台 3丁目1-1
ウェブサイト:https://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=113
みんな大好き「こーたり〜な」で手に入る。
ね。idsumiピクルスでたたみ一畳ぶんくらいのボリュームゾーンがありそうだ。
種類が豊富過ぎる、野菜の入手がアンバランスだから、こんなことになるのだろうか。
容器もお洒落である。人の目を引く形状と色合いだ。
もうすでにメディアへの露出もあるみたいだ。
決して、こーたり〜なの専売特許ではない。
まずは、
「mumokuteki goods&wears」というお洒落なお店にも置かれている。京都店と千葉のららぽーと柏の葉店だ。
それから、
直営店は、大阪梅田の「ルクアイーレ店の2階」に陣取っている。
最後に、
泉佐野の本社でも販売するときは、するみたいだ。
いかがでしょうか?
酢漬けにされているのは泉州の野菜達だけでなく、代表者の思惑や生産者の想いまでもが漬け込まれているように感じずにはいられない。チーム泉州だ。
それだけの価値を瓶に詰め込んでいるのだ。多少高価なことは目をつぶろうじゃないか。
是非一度、泉州ファンなら手に取り購入し味わってみてはいかがでしょうか!