「キシスポ」をご存知だろうか?
人気のスポットでも、知る人ぞ知るスイーツでも、何かの便利グッズでもない。
株式会社 岸和田スポーツが、関西で展開するスポーツ用品小売店だ。
正式には KISHISPO Kemari 87 で、みんな「キシスポ、キシスポ」と呼んでいる。
泉佐野店の他にも、堺や心斎橋や京都や和歌山や尼崎に店舗を構えている。
ウェブサイトはこちら→ https://www.kishispo.net/
そんなキシスポが、岸和田カンカンにアウトレット店をオープンさせた。行かないわけにはいかない、ということで、オープン日に訪れてみた。
3月20日のこの日、店内には多くの人が訪れていた。
オープンの花飾りもあり、
オープニングセールで全品10%オフとなっていた。アウトレットで安いうえに、さらに割引なら人も集まる。
そんな店内をぶらぶらしていたら、
あれ?どっかでみたことある人が…
誰だっけか?と思い出していると、あっ!
モリシだ!!!
僕らオッさん世代で、知らない人はいないぐらいの有名人だ。懐かしさに涙がこぼれそうになる。
忘れもしない、約20年前の2002年日韓ワールドカップのグループリーグのチュニジア戦だ。
ゴール前で相手のクリアミスで転がってきたボールを全力でゴールに蹴り込んだ。初のグループリーグ突破が現実味を帯びた一発だった。日本人のほとんどが、歓喜の雄叫びをあげて興奮し、モリシに酔いしれた。
この大会は、鈴木のつま先シュートを皮切りに、稲本が2発と躍動し、中田ヒデがチームをまとめ上げ、トルシエのフラット3が浸透していた。全盛期の中村俊輔が代表から漏れたのは波紋を呼んだ。そんな日本代表の日韓ワールドカップだった。
そう、そのモリシこと森島寛晃さんが、キシスポにいたのだ。
もちろん買い物にきたのではない。オープニングだから、応援に来てくれたのだろう。
森島さんは、今やセレッソ大阪の代表取締役社長をやられている。
ワールドカップで得点を挙げる、というのはこういう事なのだろう。
そんなモリシさんがファンサービスを。
プチじゃんけん大会で、サイン入りシューズケースをプレゼント。
とっても優しいモリシさん。
サッカー少年の僕の息子は、たまたま自分のサッカーボールを持っていってたので「あの人知らないよー」と言いながらもサインをしてもらう。
このサインが記された後、まるでボールに魔法がかかったかのように、息子のリフティングの回数が飛躍的にのびた。
ワールドカップで得点を挙げる、というのはこういう事なのだろう。
機会があれば、岸和田カンカンのキシスポへ是非!モリシさんがいるかもしれませんよ!