素敵な珈琲が買えますよ、というお話。
車を走らせていると、漆黒の建物が目に入る。宇宙を感じれるくらいの大快晴をバックにすると、その黒さがより映える。「映え」は宣伝効果に直結するのか、と考えを巡らすほどに。
今回は、そんな 吉田珈琲本舗 のご紹介。
営業時間:9:00-18:00
営業日:定休日が、土曜日と日曜日。
場所:大阪府泉南市岡田1丁目89−6
電話:072-485-3550
ウェブサイト:https://www.yoshida-coffeehonpo.com/smp/
◽️どんなお店?
もともと訪れる予定はなかったのだが、道中に「漆黒の映え」が目に入ったので、寄ってみたという偶然の運び。
その黒い建物の横には、真っ白な建物が隣接している。
その白い建物を、てっきり喫茶店的なところだと思い込んだ僕は「テイクアウトでお願いしまーす」なんて悪気もなくお願いした。その直後「あっ、ここは販売所だ!」と気付くという失態を露呈してしまう。
その失態に顔を歪めていた僕に気を使ってくれたのか、オーナーさんはテイクアウトを快く受け入れてくれた。とても優しいオーナーさん、ありがとうございます。(試飲的なことを普段はやっているようです)
そんなわけで、テイクアウトのコーヒーが出来上がるまでをじっくり観察することに。
この機械で焙煎しているとのこと。立派な設備だ。
焙煎された豆は、部屋の奥の方にストックされているみたいで、そこから豆を取り出す。
新鮮なヤツが飲めるというわけだ。
焙煎後、ひく前の豆がこちら。
「マンデリンブレンド」と「オリジナルブランド」だ。焙煎後の豆の時点では、その差はわかりにくい。が、淹れてから飲むとその違いは歴然。だから、飲み比べは楽しい。
焙煎の調整で、豆は色んな表情をみせてくれる。実に奥が深い。
そんなコーヒーの途方もない奥深さに浸っていたのだが、ここは販売所だとハッと我に帰る。
◽️何を買える?
入口を入って左の棚に並んでいるのが商品だ。
大きくわけて、「豆」と「粉(ドリップパック)」と「液(アイスコーヒーやカフェラテベース)」が買える。
購入したのは、
試飲で美味しかった「マンデリンブランド」の豆と、
「ドリップセット」だ。
日々のコーヒーブレイクにバリエーションが増え、満足満足。
◽️総じて。
焙煎ができるところは沢山あるし、喫茶店もこの世には溢れるほどにある。コーヒー豆も、豆をひいた粉もどこでも手に入る。
そんなレッドオーシャン的なコーヒー市場に打って出た理由は何なのか?と考えたときに、「ドリップパック」に想いを込めてるんじゃないかと。
立派な焙煎設備を持ち、漆黒の建物内でドリップパックを自社で製造している。つまり、いつでも好きな豆を焙煎でき、好きなブレンドをつくれ、それをパックできるということ。
ドリップパックは、手軽にコーヒーを淹れれるくせに、缶コーヒーなんかでは味わえない「香り」の付加価値が付いてくる。
なので、コーヒーの魅力にまだ気付いていない若い世代に、コーヒーの魅力を伝えていきたい、そんな想いを感じるし、そんなところに活路を見出しているのかもしれない。
そのポテンシャルを応援したくなる。
吉田珈琲本舗の素敵なコーヒーを、是非一度お試しアレ!