ケーキがあまりに美味しく、びっくらこいた、というお話。
手作り和洋菓子店 せんざん のご紹介─。
営業時間:9:00-18:00
営業日:月曜日が定休日
場所:大阪府泉南郡熊取町大久保中1丁目1−29
電話:072-453-1003(「せんざん」だけに、1003なのか!?)
ウェブサイト:https://www.instagram.com/senzan.hirai/?
◽️外観と内観が圧巻 !
◆雰囲気
外観は、いかにも「ザ・和」のような風貌だ。しかしどうだろう、店内に顔をのぞかすと「ザ・洋」の雰囲気となる。
どうしてこんなにも和と洋がマッチするんだろう、と思うくらいに「外観の和」と「内観の洋」が不自然なくらいにバランスがとれている。
そのへんを店員さんに聞いてみたところ…
このお店、もともとは46年間続いていた和菓子屋さん。
後を継ぐ人を探していた初代と、熊取界隈で店舗を探していたパティシエさん(現オーナー)の利害が一致し、パティシエさんがお店を引き継ぎ、和菓子の販売を一部継続しながら、自分でつくるケーキもお店に並べるようになったという。
こんな経緯があって今である。あのミスマッチとも取れる不思議な雰囲気は、そんなところから漂っていたというわけだ。
こちらが昔の「泉山」で、今より和があふれかえっている。
◆圧巻の和洋菓子
写真で伝わるか心配だが、色とりどりのケーキが圧巻だ。見るからに細かい所にまで注意を払い、繊細につくられているのがわかる。
この日は10:00頃に訪れたので、ほぼフルでケーキのラインナップとご対面できた。昼を過ぎてしまうと、"完売しました" の札が並び始めるので、できれば開店後すぐに行きたい。
※完売のとき
※完売のとき
※完売のとき
ね。訪れる時間が遅いとこうなり、残念な想いをすることになる。
さあ、圧巻の和洋菓子を続けよう。
華やかな洋菓子の影に隠れてしまいそうになるが、和菓子も健在。
2年前に満を待してオープンしてたこの「せんざん」、とても小さなお店だが、その魅力は圧倒的に底なしだ。
◽️何を選び、何を食べ。
ご覧のように、どれもこれもとてつもなく美味しそうで、選び抜く自信がなかったので、店員さんにヘルプを求めた。何がおすすめか?と。そんな質問が一番やっかいなのは百も承知で。
店員さんは、個人的にお気に入りないくつかを丁寧にすすめてくれた。
・チーズケーキ 極
ブルーチーズを使用した濃厚で口溶けの良いチーズケーキです。税込450円
・ルビーチョコとピスタチオ
ピスタチオのフィヤンティーヌ、ジェノワーズ・ムースとルビーチョコとレモンのムースを合わせました。税込540円
どちらも感動するレベルで、絶品の極みである。なんだか「幸せ」の塊を、口に放り込んでいるような気がしてくるほどに。
こんな垢抜けたケーキを熊取で食べれるのが、ビックリ極まりない。どちらかと言うと、代官山とか表参道で食べる雰囲気のケーキである。
・苺の大福 3個入
季節に合わせたスイーツも販売するという。こんな風に四季に敏感なのは、昔の和菓子に起因するのだろう。
・どっち餅
熊取名物『どっち餅』は、スポンジ生地に粒あんと求肥が合わさったお菓子。和菓子なのか洋菓子なのか『どっち?』というのが名前の由来。熊取町のマスコット ジャンプ君が印刷されています。もちろんすべての和菓子は厳選した素材を使用した手づくり和菓子。
この「どっち餅」が、先代から引き継いだ和菓子のひとつ。もうひとつは、こちらの「白玉くるみ餅」だ。
◽️総じて。
ケーキの美味しさが、これでもかと際立つ。こんな一級品のケーキがあれば、お客さんは集まってくるし、和との融合も難なくやってのけるのもうなずける。もう、無敵まである。
熊取のケーキ激戦区においても、一歩も二歩も抜きん出た存在だ(食は飽くまで個人の好みによるので、個人的にという意味で)。わざわざ、遠方から買いにきても良いレベルだ。
こんな「せんざん」いかがでしょうか?是非一度お試しアレ!と、激しくおすすめしたい。絶対に後悔はしませんよ。逆に、食べなきゃ後悔しますよ!