あそこの抹茶ソフトが美味しいよ、というお話。
今回は、和カフェの KISHU CHAYA 玉林園 のご紹介。ちょっと遠いが、和歌山市駅直結のキーノ和歌山の中にお店を構える。店内から「和」の雰囲気が抑えきれずにあふれ出てきている、そんな繊細な店構え。
営業時間:11:00-21:00
営業日:キーノ和歌山に準ずる
場所:和歌山県和歌山市東蔵前丁39
電話:073-431-1167
ウェブサイト:http://gyokurin-en.co.jp/new/
◽️抹茶ソフトが格別!
のっけから、抹茶ソフトクリームがうまい!と声を大にして言いたい。そんなことをすると、お茶屋さんに対してデリカシーがなさ過ぎるんじゃないか、とどこかの頑固オヤジに叱られてしまいそうだが、それだけ感動があったと捉えてほしい。
◆贅沢グリーンソフト ¥250なり
完璧な抹茶色を携え、古さと新しさが混じったような何とも美しいソフトクリームだ。もちろん美しいだけではない、思っていたよりも遥かに美味しく、こんな抹茶ソフトはこれまでお目にかかったことがない、というぐらいの感激レベルだ。
その美味しさの要因のひとつに、まぶされている抹茶がある。店内にある石臼で抹茶が引かれ、
取り出された抹茶を、
丁寧に、そして、
贅沢にふりかけられるのだ。まさに、伝統あるお茶屋さんだからできる技である。
◆プレミアムほうじ茶ソフト ¥370なり
ほうじ茶も抹茶と同等のクオリティを誇る。こちらも文句なし。
◽️玉林園ってどんなお茶屋?
創業は1854年というから、もう老舗中の老舗である。それだけ支持をされ続けている抹茶は、今では最強の武器のようになっているはずだ。てっきり抹茶ソフトは抹茶の波及的な存在で、どちらかと言うと、最近始めたぐらいに思っていた。ところが、な、なんと、世界初の抹茶ソフトクリーム「グリーンソフト」を開発したというから恐れ入る。しかも1958年に社長が、抹茶と高脂肪ノンフレーバーアイスを混合する製法を発明し、生産技術を確立して特許まで取得しているという。
どおりであんなに美味いわけだ。お茶と並行して、抹茶ソフトクリームも製造販売され続けていたというわけだ。試行錯誤による進化の歴史を感じずにはいられない。抹茶ソフトに関しては、他社の追随を許していないのかもしれない。
さらには、こんなに強力な抹茶ソフトがあるのに、店舗はいまだに和歌山県内に5店舗だけなのだ。好感が持てるとともに、レア度も増大する。間違いなく和歌山名物に入れておかないと、話にならない。
◽️その他
◆抹茶ソフト以外も充実
もちろん、他にもメニューは豊富にある。ドリンクはかなりのバリエーションだし、スイーツもソフトクリームの他に、パフェにプリンにティラミスにどら焼きと、人気のスイーツが抹茶と見事にコラボしている。老舗の芸当とは思えないお洒落っぷりと洋っぽさに、脱帽だ。
あまりに魅力的だったので、どら焼き抹茶クリーム¥180を追加購入。こちらも和の塊にクリームという洋がうまく入り込んだ激ウマの逸品だ。
◆店内でも食べれる
◆期間限定がよくある
期間限定品が頻繁にあり、飽きさせない仕組みもありそうだ。もう欠点が見当たらない。
何気に立ち寄ったこの「玉林園」だが、想像以上のインパクトで、感銘を受けた。是非一度お試しアレ!