今回は「ハリッサ」のご紹介。
ん?なんだ?薬か?と思われても仕方ないパーケージングだ。
が、これが今、SNSという名の巷で大注目を浴びている調味料の HARISSA(ハリッサ)である。
◽️ハリッサって?
聞き慣れない単語だったので、また若者言葉なのかと、それを知らないことを見透かされないよう想像力を働かせた。「ハリきってサぁいこう!」か「ハリをサす。で注射?ヤク?のこと」か「今人気の海外アーティスト」か、そんな想像を並べて準備をしていたら、「結構辛いんだってよー」と妻が言う。なるほどなるほど、単なる食べ物ね、と胸をなでおろす始末。やれやれだ。
「ハリッサ」をWikipediaから引用。初めからこうすれば良かったのだ。
ハリッサ(Harissa, هريسة)とは、唐辛子を元に作られるペースト状で辛口の調味料。マグリブ地域圏、特にチュニジアで多く用いられる。ヨーロッパ、特にフランスでも容易に入手可能である。フランス語ではHを発音せずにアリッサ、アリサとも呼ぶ。缶詰や瓶詰、チューブ入りなどで市販されているほか、手作りも可能である。
僕は辛いものが大好きなので、この「ハリッサ」という未知の領域に足を踏み入れるワクワク感が、若者言葉かもという不安で怯える精神状態から僕を解放してくれた。
◽️商品
◆チューブ式
チューブ式のハリッサは、妻がどこかの古びたチュニジアショップで購入してきた。
外国のチュニジアの雰囲気がプンプン漂う。
そして、こんなキャップを見せられると、ますます薬?と思えてくるが、紛れもなく調味料なのだ。
◆ビン式
我らがカルディにも置いてあった。
こちらは少しお洒落な感じで手に取りやすい。
人気沸騰中だけあって、もちろん他にも種類はたくさんあるので、お気に入りを探してみましょう。
◽️何につけて食べる?
さあ食べてみよう、ということなのだが、何に合わすかは個人の好みとセンスにゆだねるしかない。個人的には、大抵のものに合うような感覚で、何なら白米に付けて食べたって良いくらいに思う。
「チューブ式」はアレンジなしの本場そのものといった感じで、唐辛子による辛さの主張の強さが心地良い。「ビン式」は味のアレンジが加わっていて、辛さ控えめで旨味をきかせた感じで万人ウケしそうな一品だ。
写真での見た目はアレだが、
オムライスは、トマトとの相性が抜群の印象で、
カレーは、お子様カレーを大人カレーに変えてくれる頼り甲斐を感じ、
こんなサラダだとアボガドの美味しさが跳ね上がるし、
キーマカレーは、辛さ増幅剤の意味合いだけでなく、卵黄と手を取り合ってカレーの美味しさを引き立てくれる。
へんてこなイカトマト丼は、トマトがあるから抜群の相性で、料理そのものの美味しさを底上げしてくれる。
お酢やレモンやオリーブ油や青じそと混ぜたサラダドレッシングにすると、またその風合いが変わり楽しめる。
カルディさんが「病みつき万能調味料だ!」と言うのはごもっともで、大きく縦に何度も何度もうなずいてしまう。他にも色々とかけたくなる。
我が家の食卓に手放せない調味料として、ずんずんと昇格していっているこのハリッサ。是非一度お試しアレ!辛さを噛みしめながら食べると、うっすらとチュニジアの空が見えてくるかもしれませんよ!