美味しい食パンを食べたお話。
今回は、おめざのメロディのご紹介。外観と店名だけだと何屋さんなのかさっぱりわからないが、ちゃんとしたパン屋である。こんな広告が目に入ると期待が膨らむし、あのド派手な外観や店名も何だか意味があるように思えてくる。
営業時間:10:00-18:00 ※なくなり次第売り切れ
営業日:定休日は不定休
場所:大阪府泉佐野市羽倉崎上町2丁目3447-1
電話:072-465-0141
ウェブサイト:https://omezano-melody.com/
ではさっそく。
◽️お店のこと
2021年8月7日にグランドオープンしたばかり。まだまだ新しく、初々しさがそこらじゅうに散らばっている。
◆外観
場所が泉佐野は羽倉崎なので、お店の外観と街並みがどう見てもアンバランスだ。まぁ、その差がインパクトになるのだが、この大きなアンバランスはどうも頭に残る。
◆店名
大きな文字でしっかりと看板に書かれているこの店名、由来はこちら。
おいしいパンは、一日の元気の源! 「朝食の支度をしている音と甘い香りが、心を搔き立てる」をコンセプトに、店名は「おめざのメロディ」と名付けられました。
これでもかというくらいの独特さを放ち、大正時代を思わせる古めかしさを漂わせ、クセになりそうな惹きつけをまとっている、そんな店名なので強烈な印象として頭に残る。
◆店内
店舗の中へはお客さんは入れず、窓から購入するシステムだ。店内で次から次へと食パンがつくられ、棚に並べられていく。並べられたあとは、あのド派手なキャラクターが描かれた紙袋に入れられて、また棚に置かれる。もう、まどろみの女性の表情が頭から離れなくなっている。
これだけのインパクトを携えて、昨今の「高級食パンブーム」の渦中へ果敢に挑んでいく姿勢は、実に格好が良い。それも裏を返せば、自信のあらわれに他ならない。
それにしても、夢に出てきそうなくらい、外観と店名は頭に残るお店である。
◽️美味しい食パン
今回購入したのは「ときめきの朝(プレーン)」のみ。残念ながら大人気の「葡萄のリズム(レーズン)」は早くも売り切れであった。
キメの細かさが、フワフワかつモチモチを生み出している。
持った感じはずっしりなのだが、切るとふわりとしていて、食べるともちっと感がある。材料も国産のものを使っていて、身体にも良さそうだ。
これは美味い!と思わず言ってしまう美味さがあり、文句なしの高級食パンだ。あの広告の「泉南に衝撃!」はホントだったのだ。ご丁寧に「美味しい食べ方」まである。個人的には、できるかぎりそのまま食べることを激しくおすすめしたい。
◽️岸本拓也ってどんなお方?
この「おめざのメロディ」は、岸本拓也さんがプロデュースしている。パン屋のプロデューサーなんてあまり聞き慣れないな、と思っていたら、なんのその。この方、もうすでに300店以上ものパン屋の開業をプロデュースしているとのこと。
そして、それらのパン屋すべてに一貫しているのが、独創的な外観と斬新な店名なのだ。
こちらが彼が手掛けた店舗の一例。
うむ、僕はもうすっかり彼の術中にハマってしまっていたのだ。やれやれ。これらを見ると、泉佐野にもようやくやってきたのか、と何だか嬉しく思う。
そして、この方が、岸本拓也さんだ。
店舗と同様なイメージで、奇抜な外見に目を奪われがちであるが、しっかりと真面目な想いを持たれている。「パン屋で街を元気にします」を基本方針にお仕事をされ、地域の役に立っていることが何よりのやりがいだと。
「ガイアの夜明け」にも出演しており、やり手のベーカリープロデューサーであるのは間違いない。
初めの一歩(開業)は彼の力を借りたら良いと思う。が、開業以降は、オーナーの経営センスに委ねられる。どれだけ「らしさ」を出せるのかがポイントかと。
今後の展開から目が離せない。
機会があれば是非一度お試しアレ!