美味しいカツサンドを食べた話。
正月休みに関空⇄羽田を往復した際、羽田で小腹が空いたので、空弁を物色していたら出会した。
今回は、まい泉 ヒレかつサンドのご紹介。
1日に3万食をも売り上げている人気爆裂中のサンドウィッチである。
webサイト:https://mai-sen.com/
価格:6個入:¥864 3個入:¥442
店舗:大阪には市内に11店舗
では、さっそく。
◽️やわらかさが群を抜く!
購入したのは、ヒレかつサンド3個入りの空港限定品。パッケージの違いだけなのだろうが、「限定」が付いているだけで少し優越感。開封するとお手ふきが。こんな気配りは嬉しい。行儀よく並ぶカツサンド、どこか気品のようなものが漂っている。いや、漂っているだけではない。この断面を見ただけで、もう絶対に柔らかいだろうと想像してしまう。実際に食べてみると、歯は不要?と思うくらい柔らかく、感動が訪れる。
それだけではない、ヒレかつの柔らかさを邪魔してなるものかと、パンの柔らかさの頑張りも特筆しておきたい。まさに、このヒレかつのために作られたようなパンだ。
ヒレかつとパンが作り出す極上の柔らかさは、僕の口の中に、ひとときの幸せを与えてくれた。
それにしても、どうして、そんなにも柔らかいのだろうか?
◽️柔らかさの秘密とは?
ヒレかつサンドをつくる「とんかつ まい泉」は1965年の創業で、はじめは10坪のカウンターのみのお店からスタートしたという。創業当初から「箸で切れるやわらかなとんかつ」を提供し続けている。柔らかさに向き合い続けた試行錯誤の歴史は、50年を超える。そんな積み重ねの重さがある。
◆ヒレ
もちろん、チチンプイプイの魔法で柔らかくしているわけではない。厳選された豚肉と、それを下処理する手間暇で、あの柔らかさを実現している。認定された熟練の職人が、豚肉の筋を挽き、叩いて肉の繊維をほぐす。肉に合わせて、指先の感覚で、微妙なコントロールが必要のようだ。そんな技術は、もちろん一朝一夕では習得できない、ある意味ホントの魔法である。
◆パン粉
パン粉にも裏技が隠されている。2種類のパン粉を使うことで、肉への絡みやすさを実現している。こちらも色んなことを試して得たものだ。
これが柔らかさの正体だ。実に50年をかけて辿り着いた境地とも言える。
◽️まとめてみると…
問答無用のとんかつ屋なのだが、豚肉を柔らかくできる技術は、他の事業にも展開できそうな気がする。でも、豚を知り尽くしている「まい泉」は、とんかつにこだわり続けていくのだろう。より深く、そして、どこまでも柔らかく。
先日、3Dプリンタでつくる食品がメディアで取り上げられていた。詳細はこちら↓
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/amp/000243032.html
そんな新たな時代の到来を感じながらも、「まい泉」のヒレかつサンドは3Dプリンタでは絶対に真似できないだろうと。それは「まい泉」の商品には人間味が染み込んでいるからだ。
ヒレかつの柔らかさは、一度は食べてみる価値ありです!機会があれば、是非一度お試しアレ!