美味しい「神戸牛」を食べた話。
今回は、神戸ステーキレストラン モーリヤ 三宮店 のご紹介─。長男の卒業祝いに「何が食べたい?」の問いに、どこで覚えたのか「神戸牛!」の即答。たじろぎを隠しきれなかったが、我々には「全国旅行支援のクーポン」という強い味方がついていた(詳細はこちらの記事をhttps://www.shogots1978.com/entry/2023/04/08/215927 )。クーポンの後押しと、理由なき勢いで、のれんをくぐることに。三宮の賑わう街のど真ん中にあるお店だ。襟を正し、平静を装い、いざ入店─。
営業時間:11:00-22:00
営業日:毎日
場所:兵庫県神戸市中央区北長狭通1丁目9−9 第1岸ビル 3F
電話:078-321-1990
webサイト:https://www.mouriya.co.jp/sannomiya
では、さっそく。
◽️前座の前菜も贅沢!
この貫禄漂う鉄板で、どんな演出がなされるのか、食べる前から楽しみで仕方ない。ビールを頼み、静かに焼かれ始めたニンニクの香りとその音をアテに、僕も静かに飲み始める。このカリッと揚げられたガーリックスライスは、のちほど活躍することに。まずは、小洒落たローストビーフがお出迎え。味わい、彩り、量、完璧な前菜だ。サラダも実に活き活きして見える。こんな極上の前菜をビールと一緒に食べ進めていると、目の前の鉄板では、メインのお肉の準備が始まり、いつの間にか賑わいを見せ始めていた。
◽️目の前で焼かれる最上級の牛肉が、感動レベル!
でーん!と主役の登場、左から、神戸牛肉モモ、神戸牛ランプ、モーリヤ厳選牛フィレだ。オーラが漂う。それは、一級品のお肉である自信の表れなのかもしれない。そのお肉を、さらに際立たせることになる焼き野菜の準備も万端だ。
まずは、表面だけが丁寧に焼かれる。あわせて、野菜もじっくりと焼いていく、焦げないのが不思議なくらい時間をかけて。上質な、塩、ブラックペッパー、わさび、ガーリック、味噌だれ、ポン酢が、特上の肉達をいつでも来いと言わんばかりに待ち受ける。
まずは、神戸牛肉モモステーキ。流れるような手際の良さで、肉を切り、焼いていく。見ていて惚れ惚れするくらいに。皿に盛られ、焼きたてを堪能。脂肪分が少ない赤身のモモは、あっさりとしていて気品を感じる、いやー、絶品だ。余韻に浸っていると、椎茸と蓮根が登場。この椎茸が椎茸とは思えない味わい深さで、衝撃を受ける。まさに技術の賜物だ。
次に、神戸牛ランプ。椎茸の衝撃を受けながら、ランプが上品に焼かれるのを見届ける。高級なモノを少量で。実にエレガントな気分だ。
赤身の中でも柔らかく、旨みが豊かなランプ。この眩しいほどの輝きは、極上の旨みをまとっている証である。
最後に、モーリヤ厳選牛フィレ。こちらは但馬牛。わさび、塩、ガーリックで頂く。極上の柔らかさと滑らかな口溶けで、恍惚となる。
が、これでは終わらない。始めからじっくりと焼かれていたさつまいも。焼くほどに、旨みと甘みと柔らかさが増しているような、とても真似できない、そんな逸品だ。脇役が魅せたこの一瞬の輝きは、特筆に値する。モヤシでしめる。
誰もが認める良質な肉牛からは、抜群で極上の美味しさを。それを目の前で焼くことで五感を刺激する熟練のパフォーマンスは、感動や感激をもたらす。これが、モーリヤの他の追随を許さない圧倒的な価値である。
◽️お店の雰囲気がイカす!
きっと忘れられない卒業祝いになった息子には、さらにこちらが。最上級の原材料と、洗練された技術にあぐらをかかずに、こんなに素敵な心づかいもしてくれる。だから、外国人にもウケが良い。我々が滞在している間にも3組ほどの外国人グループが、神戸牛を楽しんでいた。原材料、技術、雰囲気、この3つがそれぞれ極上であり、最高のバランスをとっているお店だなと、最後のコーヒーをすすりながら想う。また来たい。
いかがでしょうか。特別な日に、たまには贅沢でも。「モーリヤ」は、神戸には他に4店舗あり、それぞれ特徴があるようだ。機会があれば、是非一度お試しアレ!