「いろんな日本酒を飲んでみたいんですよね」と語る日本酒ビギナーの部下。
その一言でスイッチが入り、“これは連れて行くしかない!”と府中でお店探しを開始。
どうせ行くなら、飲み放題の種類が豊富で、料理もちゃんと美味しそうなところがいい。そんな条件で見つけたのが、府中 日本酒バル Tokutouseki(特等席)でした。

「ここだ」とピンときて、週末に満を持して訪問。さて、その実力はいかに──。
実食:料理と日本酒のペアリングを楽しむ夜
生ビールで乾杯!まずは仕事終わりの一杯

まずはお決まりの生ビールから。泡のきめ細かさに、思わず「おつかれ!」の声が弾む。
冷えたビールが喉を通った瞬間、仕事モードがすっと消えていくあの感じ…最高です。
お通しから豪華!刺身盛り合わせ7種

最初に登場したお通しは、刺身盛り合わせ7種(後ほど紹介するお通しグレードアップを利用)。カンパチ、サワラ、イナダなどが並び、どれも丁寧で新鮮。これをお通しで出せるあたり、すでに“いい店”の予感です。
このタイミングで軽めの純米酒を合わせれば、滑らかな口当たりで魚の旨みがより際立ちます。
とろっとろの豚角煮 × 純米酒のマリアージュ

次に運ばれてきたのは、豚の角煮(1,060円)。箸を入れるとホロッと崩れる柔らかさ。脂身はしつこくなく、甘辛のタレがしっかり染みていて絶品。濃いめの味付けには、コクのある純米酒がぴったりでした。
唐揚げ油淋鶏風と日本酒の相性

揚げたての鶏の唐揚げ油淋鶏風(750円)は、衣サクッと軽く、中は肉汁たっぷり。熱々の唐揚げを頬張り、日本酒をくいっと…もう、言葉はいりません。日本酒の香りが油をすっと流して、次の一口を呼びます。
自家製つくね × 卵黄の黄金コンビ

ふっくら焼かれた自家製つくね(790円)は、香ばしいタレがたまりません。卵黄を絡めれば、まろやかさ倍増。つくねの旨みと日本酒のすっきり感が絶妙にマッチして、これだけで永遠に飲めそう。
馬刺し3種盛りで〆る贅沢時間

最後は、名物の会津直送馬刺し3種盛り(1,790円)でフィニッシュ。もも、バラ、肩ロースの3種で、赤身の旨みがしっかりしていて、臭みは一切なし。軽めの吟醸酒を合わせると、口の中で旨みが重なり合ってとろけるよう。〆にふさわしい、上品な一皿でした。
お得情報|日本酒好きは要チェック!
◆ 飲み放題プラン 2,800円
この日はこの飲み放題プランを。日本酒バルだけあり、飲み放題に、日本酒が30種類入ってます。日本酒を色々試したい方には、うってつけ。しかもそれなりの銘柄がエントリーされてます。
九頭龍、栄光富士、田酒
讃岐くらうでぃ、伯楽星、榮光菊、國府鶴
◆お通しのグレードアップ
お得でしかないこのシステム。1,000円でスタンプカードを購入し、このカードは3回使える。1回目のこの日は、500円追加でお通しがお刺身盛り合わせ7種に変更できる。2回目以降もお得な特典が!使わない手はない。
お店の雰囲気とまとめ
店内に入るとまず感じるのは、落ち着いた照明と木の温もり。“バル”という名前ながら、どこか居心地の良い和の空気が漂っています。

カウンターには日本酒のボトルがずらりと並び、「今日はどれにしようかな」と眺めているだけでも楽しい。
テーブル席も多く、2〜4人の飲み会や会社帰りのちょい飲みにぴったり。スタッフさんも気さくで、「辛口が好きなんです」と伝えると、すぐにおすすめの銘柄を出してくれるなど、距離の近い接客がうれしいポイントです。
料理も日本酒もハズレなしで、“日本酒っておもしろい”を感じさせてくれるお店。日本酒初心者の部下も、「これ美味しいっすね!」と何度もうなずいていました。
府中駅から徒歩数分というアクセスの良さもあって、「日本酒を楽しみたい夜」にサッと立ち寄れる気軽さも魅力。落ち着いた空間で飲みたい人にも、がっつり語り合いたい人にもおすすめです。
日本酒の奥深さと、料理の旨み。どちらも存分に味わえるこの「特等席」は、まさに大人の隠れ家。今度は日本酒好きの仲間を誘って、もう一度この“特等席”で乾杯したい。

店舗情報
店名:府中 日本酒バル Tokutouseki(フチュウ ニホンシュバル トクトウセキ)
住所:東京都府中市宮西町2-11-11 岩本ビル2F
アクセス:京王線「府中駅」徒歩5分、JR武蔵野線「府中本町駅」徒歩7分
電話番号:042-369-3142
営業時間:
平日 17:30〜23:30(L.O. 23:00)
土・日・祝 15:00〜23:30(L.O. 23:00)
定休日:不定休(年末年始など)
席数:総席数 約40席(カウンター・テーブル・掘りごたつ・座敷あり)