泉佐野付近の国道26号線には、多くの飲食店が並ぶ。(まあ、普通の大きな国道はお店が並ぶものなのだが)このブログでもすでにいくつかアップしている。
今回は「きんのぶた」と呼ばれる「和豚もちぶたしゃぶしゃぶ食べ放題」だ。
国道26号線を泉佐野から岸和田方面に車を走らせていると、バカでかい看板が目に入る。これくらいでかいと大いに意味が出てくる。きんのぶた、貝塚堤店だ。
これまで、実に様々な食べ放題を経験してきた。そこに共通しているのは、どこか格好良さやお洒落感とは無縁であること、のように思えてならない。そこでは、いくらでも食べられることが最大の価値で、内装やサービスなどは二の次三の次なのだ。
その僕の食べ放題に対する常識というか偏見を見事に覆しているのが、この「きんのぶた」のしゃぶしゃぶだ。食べ放題だけではもう目新しさはないのである。食べ放題に何をプラスさせるかが重要なのだ。
内装は、新しいというのもあるが、清潔感が漂うし、ほとんどのテーブルが仕切られており、プライベート感を実感できる。写真じゃわかりにくいが、どこか心地が良い。
食べ放題は、自ら席を立ち食材を取りに行くイメージだが、ここは全てを店員が運んで来てくれる。便利なワゴンのようなもので。席まで運んでくれるのは、どこか贅沢な気分になれる。
肝心のお肉は、ご覧の容器に入って一人前が運ばれる。味は文句なし。
食べ放題も2種類のコースがあり、今回は安い方を。それでも、肉は上質だし、だしも選べるし、ビールはプレモルが飲み放題だ。安い方でも十分なのだ。僕なんてビール5杯はチョロイので、それだけで元が取れる。
なんて素敵な贅沢だと、今までの食べ放題とはひと味違うなと、決定的に思える。
まだある。デザートも本格的だ。
こんなお洒落なデザートが、食べ放題で出てきた試しはない。
また行きたいと素直に思える。
お店のコンセプトが素晴らしい。「ひとつ上の、食べ放題」。食べることにスポットを当てるのではなく、家族や仲間で食事をするひとときが贅沢になるように、というコトにスポットを当てているのだ。2時間は、贅沢で上質な時間をと。そのメインが豚がいくらでも食べられるというわけだ。内装やビールやデザートもその一環で、贅沢感の手段なのだ。
先日また行こうとしたら予約で埋まっていた。人気のお店である理由がわかる。
是非是非お試しアレ!損はない。