水族館って、どことなく神秘的なところがあるように思う。
海底の奥深くに生息する魚に出くわすこともあるし、そんな魚は大抵エキセントリックな形をしている。
水中に生活している生き物同士なのに、体の構造が、びっくりするくらい違ったりもする。まだまだ水中には、人間の知らないことがたくさん眠ってるなと容易に想像ができる。
それから、普段は普通に泳いでいるイルカやアザラシが、魔法にでもかかったように人間の言うことを聞いて、観客を楽しませたりもしている。
そんなことを諸々ひっくるめて、どこか神秘的な感じだと。あるいは、たくさんの魚たちが、自分達の意に反して水槽にぶち込まれている不満感で、その神秘的な感じはつくられているのかもしれない。
神戸の水族館に行ってきた。泉佐野からは車で1時間ほど。
僕は水族館が大好きで、定期的に訪れるようにしている。あの薄暗いジトっとした空間に身を置き、魚たちが自由気ままに泳いでいる様をみていると、どこか気分が落ち着き、牧歌的な気持ちにすらなれるからだ。
というのは、もちろん大嘘だ。閉じ込められた魚たちが逆に哀れに感じられる。が、子供の教育にはもってこいなので、たまに訪れるのだ。
今回は、須磨海浜水族園─。
建物が全体的に古っぽいきらいはあるが、イベントの数は豊富だし、魚の種類も少なくないので、十分楽しめる。
その中でも、今回とても感激したことがあったので、忘れずに記しておく。
アマゾン館にその感激はある。
娘はのんきに「何で通販の館なんてあるの?」なんて質問してきたが、この館に入ればそんな質問は吹っ飛んでしまうくらいのインパクトがある。
まずはこれ。
世界最大級の淡水魚「ピラルク」がいるのだ!この迫力は、写真で伝わらないのは百も承知だ。だから是非とも足を運んで見て頂きたい、この迫力を。間違いなく度肝を抜かれる。魚界の奥深さに触れた気分にもなる。
まだある。
あの巨大クモの「タランチュラ」もいる!水族園なのに。こちらも感激レベルだ。まるで立派な置物のようだ。
この巨大淡水魚と巨大クモに「アマゾン館」で出会うことができる。これだけのインパクトがあれば、娘もアマゾンとはどういう所か少しは理解できたんじゃなかろうか。
そんな「須磨海浜水族園」では、きっと神秘的な気分に少しはなれるはず!おすすめです。是非お試しアレ!
ちなみに、「水族館」と「水族園」の違いは、建物の中の水槽展示が多いのが「水族館」で、屋外展示も多いのが「水族園」とのこと。