広島に来て、日本酒を堪能した翌日に、広島お好み焼きを食べる。広島満喫だ。
新幹線の乗車前、広島駅で立ち寄った。
その名も お好み焼き みっちゃん 総本店(広島駅新幹線口ekie店)だ。
◆ 営業時間:11:00-22:00
◆ 営業日:定休日はekieの休日に準ずる
◆ 場所:広島市南区松原町1-2
◆ 電話:082-263-2217
◆ ウェブサイト:https://www.okonomi.co.jp/
◽️みっちゃんが元祖!
お好み焼きのお店は、星の数ほどある。正確には16,551店舗らしい(オタフクソースの2014年調査によると。お好み焼き、焼きそば、たこ焼き店で)。
都道府県別だと、1位は大阪の2,850店舗。焼きそばやたこ焼きが入ってくると、圧倒的に粉モノ文化は強い。
が、人口10,000人あたりの店舗数でいうと、1位は広島県となる。ほぼお好み焼きだけで勝負している広島を考えると、いかにお好み焼き屋が多く、いかに皆が愛しているかがわかる。
その皆が愛してやまない広島お好み焼きの発祥は、この「みっちゃん 総本店」だと言う。
昭和25年に屋台から始まった。戦後の復興とともにお好み焼きの姿形も変わっていく。広島の街にお好み焼きを生み出した一人として、井畝満夫(いせ みつお)さんがいるという。この方の名前から「みっちゃん」が始まった。
この頃のお好み焼きは、クレープ状の生地に、ネギとわずかな野菜をのせて焼き、半月状にしてウスターソースを塗って食う、というおやつ感覚のものだったようだ。
こんな感じ↓。
このおやつ感覚からスタートし、約70年間で、大きな進化を遂げたな、としみじみ思う。今やベーシックなキャベツやそばは、まだまだ見当たらない。
「より美味しく」を長年に渡って、貫き通した結果である。何がどう進化していくのかは、人の信念によるところが非常に大きいのだ。
◽️これが人気メニュー!
70年前の広島の人々は、こんなお好み焼きを想像できただろうか。
おすすめスペシャルメニューの3品は、優に1,000円超えだ。もう、おやつ感覚ではなく、高級B級グルメだ。
人気No.1の「スペシャルそば」を注文。
カウンターに座り、生ビールを傾けながら、目の前で焼きゆく様子を眺めながら、完成を待つ。
リズミカルに次々とお好み焼きが焼かれていく。見ていて楽しく、パフォーマンスとしてもイケてるのだ。
店内はほぼ満席。さすが人気店。
待ってる間に、ビールを2杯飲み干す。
遂に、
人気No.1のお好み焼きが。おやつ感覚から70年もの時を重ね、進化したお好み焼きが。
完全に贅沢な逸品である。
広島のまさにソールフードを夢中に頬張り、腹は満足感で膨れてしまった。
お好み焼き ── 。
好きなものを入れて、焼けば良いのだ。その可能性はまだまだ広く、ポテンシャルはまだまだ濃い。
今後の進化が楽しみだ。
是非とも、広島お好み焼きの「みっちゃん」をお試しアレ!後悔はないですよ!