美味しいインドカレー?を食べたお話。
今回は、5ヶ月前くらい(2021年1月ぐらい)にオープンした比較的新しいカレー屋のご紹介。その名も ASIAN GARDEN YUVAN(アジアンガーデン ユバン)だ。泉佐野センタービルの地下にお店を構えている。
営業時間:ランチ 11:00-15:00 ディナー 17:00-22:30
営業日:定休日が第2、4火曜日
場所:大阪府泉佐野市高松東1丁目10
電話:072-493-8515
ウェブサイト:なし
ここから地下に降りるとお店が見えてくる。
ではさっそく。
◽️カレーが美味い!
タイ料理もメニューにあるが、カレーがメインのお店だ。今回はランチで訪れた。ランチセットには、たっぷりのお得感が盛り込まれている。もちろんセットメニューをオーダーし、お得感を享受することに。
◆Aランチセット ¥785
カレーとナンとサラダと飲みもののセットだ。肝心のカレーは「日替わりカレー」「野菜カレー」「キーマエッグカレー」から選ぶことができる。こちらは、日替わりのチキンオクラカレー。器も含め、本場感が心地良い。
◆Bランチセット ¥985
僕のような食いしん坊なら、確実に200円追加してBセットにする。ご覧のようにカレーの選択肢も増えるし、ナンもライスもある。エスニックなおかずも、まばゆいほどの魅力を放っている。さらに特筆すべきはこちら。赤枠内に「Aセット以外のセットはプレーンナン・ライスのおかわりできます」とあるではありませんか。もう、これで満腹は約束されたようなもの。なんて素敵なランチセットなんだろう。
◆ポテト
満腹が約束されているのにポテトも注文。子供用にと思ったが、子供にはちょっと辛く、テイクアウトで晩飯のビールのつまみにした。
ナンはアツアツが食べられるし、カレーもいかにもスパイスが効いているといった感じで、食べ応え抜群だ。思わず「美味い!」と声が出るレベルだ。
◽️ネパール人の温かみ
泉佐野にはインドカレー屋がちらほらある。僕が知る限りでも、この「YUVAN」で3店目だ。どこも似たようなスタイルのお店なので、どういうことなんだろう?と調べてみた。
①ネパール人が日本に来ている?
調べてみると、約9万人のネパール人が日本で働いていて、外国人労働者の6%ぐらいを占める。その割合は、6番目に多い外国人労働者数となっている。空港が近い泉佐野にもそれなりにいるのもうなずける。
②なぜ日本に来る?
最大の理由は稼げるから。ネパールでの月収は8千〜1万円程度なので、それよりも稼ぎが多い国外に出たがる傾向にある。日本はビザが取得しやすいという理由もあって、日本を選択するネパール人が増えている。
③実は本場インド料理じゃない?
ネパール人のインド料理屋は、本場のインド料理ではなく、日本人好みにアレンジされたインド料理風になっている。ネパール料理を出したいのは山々だが、なんせマイナーなので商売にならない。インド料理の修行を多少し、アレンジし、インド料理の看板で商売をしているというわけだ。
こんな理由から、同じようなスタイルのインド料理屋を目にするのだ。
それについてどうこう言うつもりもないし、僕は、美味い料理が食べれれば満足しちゃうので、どこの国の料理だって全く構わない。
そんなことよりも、この類のお店の魅力は、人にあり、と僕は思っている。ネパール人だけで切り盛りをしていて、その方々の独特の優しさは何とも言えない。接客マニュアルなんてあるはずもなく、本当の笑顔を振りまいてくれるのだ。心温まらないわけない。料理よりも、そんなところに希少性と大きな価値を感じる。
カレーも美味いが、その温かみを求めて、僕はまたきっと訪れることになるだろう。
◽️未知のカレーに期待
カレーの発祥はインドであるが、インドで「カレー」と呼ばれている料理はない。我々がカレーと言っているのは、インドではスパイスを使って煮込まれた料理(サーグ、サンバール、コルマ、ダールなどと呼ばれている)を指している。
今回の「YUVAN」みたいなインド料理屋のカレーを、これまで本場のインドカレーと勘違いしていた僕にとっては、新たな期待が芽生える。本場のカレーは、もっともっと独特で、辛さの質も違うんだろうと、妄想が膨らみ、期待を抱いてしまう。どこかで食べてみたいもんだ。
「YUVAN」を訪れたことで、カレーの見方を少し変えることができた。美味しさ、ボリューミーさ、何よりどこか懐かしさを感じる温かみもたっぷり堪能した。良いお店なので、是非一度お試しアレ!