美味しいラーメンを食べた話。
今回は、長浜らーめん みよしのご紹介。京都に来てまで、わざわざ長浜らーめんを食らうのは、何だかちょっと違う気がする。もっと京都的なモノを、の声も聞こえてきそうだ。
が、お酒を飲んだ後のらーめんは、僕にとっては大切な儀式みたいなものだから仕方ない。それに、美味しいらーめんとなれば、逆にこれを機に是非とも食べておきたいところだ。
営業時間:金土11:00-27:00 日月火木11:00-24:00
営業日:水曜日が定休日
場所:京都府京都市中京区石屋町115 辻田ビル 1階
電話:075-211-8814
webサイト:なし
では、さっそく。
お世辞にも綺麗な外観ではないが、経験上、こんな風貌の店こそ、期待は強くなるし、飲んだ後にはうってつけなのだ。
23:00頃に訪れると5人くらいの待ちが。これはもう人気店の証で、期待が少しずつ確証に変わっていく。
店の外で待ちながら、メニュー表とにらめっこ。少し迷うが「初めての訪問は定番を」の鉄則に素直に従う。
店に通され、瓶ビールと一緒にらーめんが出来るのを待つ。あるいは、去っていく「酔い」を無意識に引き留めようとしていたのかもしれない。
そうこうしていると、「はい、お待ち!」の声とともに長浜らーめん登場 ─。着丼だ。
至福の時間の始まりだ。
黄金に輝くスープに見惚れている暇はない。スープと戯れている細麺を、程よい硬さで食べねばならぬ。それは最低限の礼儀でもある。
一口食べただけで身体中に染み渡る。まるで「らーめん」と「酔い」が手を取り合ってダンスをしているような、そんな気分になる。
そのダンスによって、快楽を誘発するような物質が生成されているんじゃないかと思えてならない。中毒性をも伴うような。それ程までの美味さだ。
こうなってしまったら、もう箸はとまらない。マラソンで言えば「ランニングハイ」。ゴルフで言えば「ゾーンに入る」。サウナで言えば「整う」。そんな境地に突入していく。
画期的な替玉システムの発動だ。
これがあるから九州のらーめんはポイントが上がる。2回目の替玉に手をかけそうになるが、自分のデブさが理性を保ってくれた。
いやー、実に美味い。スープはゴクゴクいける極上の逸品で飲み干せるほど。
見事なサイコーのシメである。大満足で身体中の毛穴から「満足感」が放出されているような感覚だ。
そんなことには気付かない様子で、せっせとらーめんを作り続けるスタッフが格好良く見える。
また食べたい。
ちなみに、あのGACKTさんもここのらーめんを年1回くらい食べに来ているらしい。学生の時から通っているそうで。
創業1983年で40年近く京都で愛され続けている伝説の一杯だ。機会があれば是非一度お試しアレ!