@izumisano

約5年の大阪は泉佐野の生活を経て、次は川崎は溝の口。美味しいものをお伝えできれば。

泉佐野 「さのぽ」にチャージできる「プレミアム商品券」が波紋を呼んでいたお話─。

「さのぽ」をご存知だろうか?泉佐野市民なら知らない人はいないだろう。

泉佐野の地域ポイントカードで、加盟店で買い物をするとポイントが貯まり、そのポイントを使って買い物ができるのだ。

まあ、どこにでもあるようなポイントカードだ。

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密かに、このさのぽの「プレミアム商品券」の争奪戦が物議をかもしていた─。

 

「プレミアム商品券」とは、さのぽに現金をチャージするとおまけポイントが加算されるのだ。商品券は、下記の2種類ある。

 

子育て応援プレミアム商品券

・1セット10,000円チャージでき3,000円ぶんのおまけ付き

・1人4セットまでチャージ可能

・販売セット数は、5,000セット

 

一般プレミアム商品券

・1セット10,000円チャージでき2,000円ぶんのおまけ付き

・1人4セットまでチャージ可能

・販売セット数は、5,000セット

 

この商品券の争奪戦だ。

みんな「おまけ」が目当てなのだ。最大で12,000円の「おまけ」がもらえるのだから、十分魅力的だ。

これをゲットするために、行列ができるのだ。泉佐野駅近くの、さびれた「駅上商店街」がにわかに活気を帯びた格好になった。

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f:id:shogot1978:20181202180743j:imageこんなに並ぶ。

こんなに並ぶもんだから、並び始める時間の指定ができたり、整理券が配布されたり(また整理券に並ぶのだが)、急にルールが色々とできたようだ。そのルールに不公平感が見え隠れし、多少の混乱を招いたようだ。

僕は、販売最終日の昼の12時頃に並んだのだが、早い人は朝の6時から並んでいたという話を聞いた。

今回の担当者は、行列に並んだ人々に色々と文句を言われていたという話も聞いた。

 

市が地域の活性化を図りたい気持ちはよくわかる。

今回の「プレミアム商品券」で、市は総額2,500万円を投じているのだ。年2回やっているので、年間ざっと5,000万円だ。市の予算のどれくらいを占めているのかは、わからないが、金額的に大きい。

思い切った企画に賞賛を送りたい。

が、もっと対象者を絞って、誰への応援なのかをはっきりさせないと、ばら撒きに似た印象を受ける。ばら撒きに人が群がって、不公平感で苦情と文句が投げつけられる。せっかくの取り組みが台無しとなる。

今回失敗と思ったなら、反省して次回に活かせば済む話だ。もっと市民が喜ぶ何かを。

 

個人的な感想として、プレミアム商品券をゲットするのにこんなにも苦労するなら、割りに会うのか合わないのかわからなくなってくる。

だから、チャージ完了時に担当の方に聞いてみた。来年もやるんですか?と。

「来年はやらないかもしれない。やるなら、抽選会にします」と。

反省会は始まっているようだ。来年が楽しみだ。

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