@izumisano

約5年の大阪は泉佐野の生活を経て、次は川崎は溝の口。美味しいものをお伝えできれば。

ビール 「INEDIT イネディット」というスペインの高級ビールを美味しく飲むための心構えとは?!

いつもとは趣向を変えたビールは、いかがでしょうか?というお話。

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星印が見えるが、サッポロビールでもハイネケンでもない。

INEDIT イネディット というスペインの高級ビールである。

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前例のない究極のビールと言われてしまうと、ビールに目がない僕のテンションは上がるしかない。それに、330mlで440円という値段は、美味しさ確定を意味するようにも見えてしまう。

そう、僕はこのビールを飲むのをとても楽しみにしていたのだ。

 

もちろん美味しいビールなのだが、予備知識なしで飲んでしまった僕は、1つの失敗と1つの勘違いをした。

これから飲む方には、より美味しく飲んでいただくために、僕の失敗と勘違いを共有して、ご注意頂きたい。

 

◽️グラスは…

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僕はいつものようにビールグラスに、この高級ビールを注いで飲んだのだが、ホントはワイングラスで飲むのが良いらしい。

このイネディットというビールは、世界一予約が取れない三ツ星レストラン「エル・ブジ」のシェフがつくったという。

もちろんそのシェフは、僕のような酒飲みのためにつくったのではなく、自分の料理と一緒に楽しく飲めるビールを作ったのだ。

どんな料理と合うようにって?こんな料理だ。

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料理に度肝を抜かれる。美味しそうな料理というよりは、芸術品のように見えてしまう。

こんな料理と楽しく飲めるようなビールだから、シャンパンやワインのようなテイスト、ということになるだろう。そのビールもだいぶプレッシャーになりそうだ、こんな料理に合いますよ、と言われてしまうとね。

なので、僕のようにビールグラスに注ぎ、のどごしを確認したりするようなビールではない。ワイングラスに注ぎ、香りを楽しみながら、まるで欧州の貴婦人が嗜んで飲むような、そんな極めて上品なビールなのだ。

そう、ワイングラスで飲むことに意義があるのだ。

 

 

◽️薄めな…

「高級ビール=プレモルやエビス」の固定観念が僕の頭の中を支配しているので、このイネディットのビールも、てっきり香りやコクの深さや強さに重きが置かれているものだと思っていた。

が、違っていた。全くもって軽いライトなテーストだ。そうなのだ、あんなに素敵な料理と一緒に出されるビールなので、軽さとお洒落感が大事となるのだ。そこにのどごし感やアルコール感は必要ないのだ。

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だから、コリアンダーでウッディーな感じを出し、オレンジピールで柑橘の芳香を出して、すっきりさっぱりで飲みやすくしているのだろう。

余計なモノを入れないビールがサイコー、と思っている僕には信じられない配合だ。しかし、この配合が三ツ星レストランの絶品料理に超絶合うビールとなっているもんだから、逆らうことなんてできやしない。

ちなみに、「イネディット」はスペイン語で「前例のない」という意味だ。

 

 

もちろんビール好きが興味本位で飲んでもいいし、贈り物としてもお洒落で良いかもしれない。

味は約束されており、話題性も高い。是非一度お試しアレ!