@izumisano ➡︎ kawasaki

約5年の大阪は泉佐野の生活を経て、次は川崎は溝の口。美味しいものをお伝えできれば。

「豆腐」たかが豆腐の容器、されど豆腐の容器。それに飛び切りの想いを注いでいる人たちがいる!?

遅まきながらではあるが、母の日に「なるほどな!」と思ったお話。

f:id:shogot1978:20210528204254j:image今回はこの 母の日とうふ で話を進める。

あの男前豆腐店株式会社が手がけるこの豆腐、豆腐で感謝を伝えるというオモシロイ商品だ。もちろん期間限定商品で今は販売していないのでご注意を。

個性的な豆腐を世に送り込んでいる男前豆腐らしい商品である。

 

◽️どんな豆腐?

味はいたって普通で、母の日仕様で見た目に工夫を凝らしている。

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f:id:shogot1978:20210528205347j:image裏を見ると、何が起こるのか、もうおわかりだろう。容器に型をとっている。f:id:shogot1978:20210530181447j:image
f:id:shogot1978:20210530181450j:imageすると、豆腐にかけた醤油で文字が浮き出てくる。なんて素敵なアイデアなんだろう、と素直に思う。大豆が織りなすマジックかと子供たちは大喜びだ。

ママ おいしいごはん いつもありがとう だいだいだいすき
f:id:shogot1978:20210528205523j:imageこちらは文字がよくわかり、大成功。

お母さん いつもありがとう 長生きしてね 大好きだよ
f:id:shogot1978:20210528205514j:imageこちらは、豆腐を出す時に少し崩れてしまい、失敗。


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労力をかけずして素敵な演出ができるのは、買いたいと思わせる常套手段だ。センスを感じる豆腐である。

 

◽️誰が思いついた!?

ホントにオモシロイ発想だな、と思って色々と調べてみると、さらにオモシロイことがわかった。

こちらを読んでもらえれば一目瞭然だ。

https://jp.open-up.tskg-hd.com/ideas/saltoffcup/

https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000003.000049660.html

ちょっと意外だが、発想の源は「日本人の食塩の過剰摂取をなんとかしたい」という壮大な目的にある。

容器メーカーの東洋製罐グループが、おいしい健康と共同で開発した容器が、そもそものはじまりのようだ。

f:id:shogot1978:20210530112608j:imageこれが元祖だ。減塩豆腐容器ソルトーフカップ(Salt Off Cup)なるもの(ネーミングセンスまで抜群だ)。容器や豆腐で計量ができるのだ。豆腐にかける醤油の量をはかることで、減塩につなげているのだ。

確かに、豆腐にかける醤油の量なんてだいぶテキトーだ。

f:id:shogot1978:20210530134231j:image豆腐の入っていた容器を計量カップがわりに。

f:id:shogot1978:20210530134853j:imageかけたい量だけ、豆腐に流し込む。減塩だけでなく、積み重ねるとお財布にも優しくなる。

f:id:shogot1978:20210530134945j:image1ccの醤油できれいな模様が浮き出る。男前豆腐もきっとこの流れの中にいるのだ。

中身を守るためになくてはならない容器ではあるが、使い終われば捨てられる。その捨てられるまでの過程の中で、役割がひとつ加わることでその価値はグッと上がる。

ましてやプラスティック。世の中の流れ的になるべく使わない風潮の中で、そんな価値が示せれば求められる存在となれるはず。

 

◽️来月の父の日も?

父の日が1か月後に控える。子供たちは母の日と同じように、また「父の日とうふ」を探して買ってくるのだろうか。

男前豆腐店は、もうしっかりと準備をはじめているようだ。パターンは変わらないが…。

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豆腐の容器がひと工夫で価値を上げたように、子供たちの父の日ギフトへのひと工夫を期待したくなる。